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猫好きへ
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投稿日:2015/07/06 |
松谷みよ子さんは、どうも猫がお好きなようで。私も猫好き。
というわけで、ジィィンとした。
温かなおばあさんと猫の交流に、文章にも絵にもないけど、おばあさんが猫を愛していること、猫が感謝していることが伝わってきた。
前掛け、よかったね。
この本の他に、赤ちゃんのわらべ歌ということで、シリーズかなり出ているけど、昔話などはもう少し年上でいいのでは。良い内容だけに気になります。
これも動物好きの小学生女児や私たちのようなオバサンにウケそう。
さすが文章のリズムがよく、とっても読みやすい。大人になるまで持っておける絵本。
我が家のように、生まれた時から先住猫がいるような環境なら赤ちゃんと楽しめるかな。
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世界に一つだけの花
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投稿日:2015/07/05 |
ラストにアハッ。
これだけ時間をかけて読ませておいて、オチがそれ。やっぱりそれ。
笑えます。
いつもテーマを感じさせるつくりですが、今回は強く感じました。でもウンザリしない程度なのがうまい。
オンリーワンのおはなし、ですね。
ただそれだけでなく、周りからどう思われているだろう、自分も相手によって姿を変えるというくだりは、友達の間で自分の在り様に悩み始める高学年〜思春期の共感を呼ぶのではないでしょうか。
私も、こうやって絵にして見えるようにしたいとの衝動に駆られました。人間関係に悩みやすいタイプには、大人にもいいかも。
わかりやすいなぁ。
私はどんな気を持っているのかな、どんな風に育てたいのかな。
自分について楽しく掘り下げ考えられる本です。
学級文庫に、家に、置いておきたい。プレゼントにもいいですね。
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生きる力に溢れた絵本
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投稿日:2015/07/05 |
純粋ではない絵本、と申しましょうか、逆に類をみない純粋絵本か。
「絵本なんて純粋すぎてイヤよ」という思春期の娘が、ヨシタケさんの絵本だと自ら自室へ持ちこむ。一人でニヤニヤしているのでしょうか。
物の有り余った現在で、りんごなどあまりにありふれた物ひとつを想像する、おもしろい視点です。
これを考えるのにどれくらい年月を要したのでしょうか。すんごい情報量です。赤毛のアンでも想像を絶する想像量です。
最近の事件や話題を見ていると、根本に想像力の欠如があるように思われます。
もし自分がこうしたらどうなる、こうだったらどうだろう、と考える力が少ないような。
本がそれを補充してくれると言われていますが、その最たるものというか、思考の過程を表した絵本という気がします。
りんご一個でここまで考えられる「ぼく」は、生きる力に満ち溢れていると感じました。
ストレートには、サバイバルや実験対決を喜ぶ小学生男子かと思いますが、老若男女全年齢層にオススメです。
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今までにない神さまファンタジー
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投稿日:2015/07/05 |
忙しい日々のなか、一週間ほどで3冊読んでしまいました。もうドップリ。
ラノベの年頃には満たないけれど、文学ではない独特の文法を持つ文章は読みづらく、子供たち全員の背景や心情を描きだす手法に、綿棒で薄く伸ばしている印象。キャラをたたせる最近の傾向を思いました。
が、ドップリ底まで沈んでしまう。
この手の話をずいぶん読んできたので、着地点を想像しながら読んでいたわけですが、3巻ラストでひっくり返されました。
御祭神(現人神)がコールドスリープとな?!
和風ファンタジーから和風SFへ。ここが転機ですかね。
世界観はおもしろい。
読書好きはもちろん、つばさ文庫や青い鳥の売れ筋しか読んでいない子にもいいかも。これを機に児童文学の世界へダイブしてくれるといいなぁ。
軽いテイストで実力を感じさせる世界を楽しめるので、忙しい子にもいいかもね。
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ワンステップ和風ファンタジー
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投稿日:2015/07/05 |
あるメディアでは、和風ファンタジーと紹介されていた、神社を巡る不思議ストーリー。
それぞれ仲良しだったり、嫌いだったり、いきなり大人に組まれた神楽舞の小学高学年のグループが不思議な力を持つことに。
その力が分散されていて、そこもキーかなと思うのですが、まだ解明されておらず。
まだまだ続くようですね。この一巻は、ほんのプロローグとう印象です。
ラノベを思わせる独特の文法の書き方が鼻につくけれど、いつの間にかドップリ世界にはまってしまう。また流行物ばかり読んできた子なら、逆に読みやすいのかも。
とにかく子供たちがリアル。
みんな違う性格だけど、こういう子いるいる。みんないる。
その性格同士の絡みもリアル。
全ての子供の心情や背景を描いてあるので、誰か一人には肩入れできるのではないでしょうか。
高学年からぜひオススメ!
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釣り一年
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投稿日:2015/07/02 |
あははっ、一年中釣ってるんじゃん。
どういう本か知らず読み始め、ページを繰っていて微笑んでしまいました。
ぜひご一緒させて欲しい。羨ましい。
魚を釣る醍醐味を、釣果だけでなく、自然のなかに身を置く貴重な時間として四季それぞれの山の風景を紹介しています。
文章になっていないところも、絵のなかに表現されていて、四季折々に見かける山の幸や鳥が描かれており、ジ〜ッと見ているだけで楽しかった。
釣り好き、アウトドア好きのご家族はもちろん、こういう自然のある場所にお住まいのご家庭でも楽しめるのではないかな。川沿いのお宅、いかがでしょうか。
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山里暮らしを体験して
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投稿日:2015/07/02 |
もともと地球大好きでしたが、友達に薦められた時はなんとも思わず。
けれど渓流の村暮らしを経た今、再び手に取ると、胸がきゅぅぅぅん!としました。
ヤマメのいる透明な水のなかや冷たさ、石をひっくり返してトビゲラなどを見つける喜び、それをサワガニが食べている姿、ウドの色(本物の手触りを思い出す色づかいですね)、川の外と中というシチュエーションやヒンヤリする山の夜、満天の星。どれも体験をもとに、3Dで思い描くことのできる風景ばかり。
図書館で借りるだけでは寂しい、手元に置きたくなりました。おうちで娘と楽しみたくなりました。
シリーズ中、これが一番好きかな。
釣った魚をおいしいときれいに食べて、星を見て眠る人間。泳ぎ続けるピンク。
この対比がなんとも言えず心をうちます。
そうだ、今度この田舎へ帰ったとき、甥っ子たちに読んであげよう。
これ、渓流を知ってると知らないとでは感じ方が違うと思います。ぜひぜひキャンプ中や体験後に読んで下さい。体験の後付と思い出語りと、良い時間が持てるのではないでしょうか。
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字が大きく面白い日本文学
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投稿日:2015/03/15 |
もっとお堅い本かと思いきや、ユーモアたっぷりの文学が大きな字で詰まっていた。
日本文学の中から、副題に合わせた内容をチョイス。
今回はおろか者ということで、遅刻をするのが何が悪いと開き直って正当化する「遅刻論」や、なんとなく出家してみたら大変で、村人にもバカにされて騙され、実家に帰ろうにも庭に埋めてあった祖母のヘソクリを使い込んでいたので帰れない。いっそ死んでくれたらいいけど、当分死にそうにないから帰れない。そこで実家の柱の節に隠していた富くじが気になるから見てくれ云々延々続く「吉野山」など、相当おもしろい話が収録されています。
どれもなぜか納得させられる(苦笑)
小5以上の漢字にはルビがふってあるそう。我が家は12歳が読んでいました。
文庫本などの詰まった字は読みづらいという大人の方にも、気軽に読めると思います。
どんな時代も、人は変わらないとか思っちゃいました。
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児童書っぽい塗り絵
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投稿日:2015/03/12 |
ものすっっごく! かわいい!
架空の童話世界をひとつの国と見立て、城を外から中から、そして城下町へ出て、離れた田舎の村までを塗っていきます。
イースターエッグやパン屋さんのパンといった雑貨調のページを挟み、つまようじで描いたという柔らかな風景の塗り絵。
開いたとたん、どうやって塗ろう、こっちの絵の画材はこれで、あっちはあれと、ワクワクしました。
一応巻末におはなし(というか設定?)はついていますが、自分で考えても良いですね。
幼児の塗り絵とは言い難いが、絵本の世界が好きなお姉さん世代から良いと思いますよ。
めちゃくちゃに細かくもなく、だからといってやたら白いわけでもなく(塗る場所が多いわけでもなく)ちょうど良いバランスです。
これはホントオススメ。こういうのを探してた。
ちなみに私は、スキャニングしてお絵かきソフトで塗ります。
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当事者の学級崩壊
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投稿日:2015/03/12 |
最初体言止めを多用したラノベ調なのが鼻についたが、リズムがいいので慣れてしまった。そしてお話に惹きこまれて気にならなくなった。
学級崩壊がテーマで、大人からすると総体的に学級崩壊というだけが、子供たちそれぞれの思いがあっての崩壊だというのがよくわかった。
実際同い年の子を持つ親として、だからってそういう表し方はどうかなと思うが、現代っ子にはこうでもしないと身体的にも精神的にも自由を得られないのだろうとも思う。
大人って型にはめがち。それが家でも学校でも社会でも、となると、子供でいられる場所を失うよねぇ。
そういう子供たちを下から押し上げながら包み込むゴリ先生。すごいなぁ。
ちょーっとイジメの結末があれはどうかなと思うが、いじめられている子があんな風に思っているのだと新鮮に思う部分もあった。
子供たちそれぞれの思い、大人に言ったってどうせと諦める寂しさ。これがリアルなものなのか、うちの12歳に判断してもらいたいけど読んでくれない(^^;)
でも学級崩壊というテーマには興味があるようでした。
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