もう本屋さんで見かけて、目が釘付けになった方もいらっしゃるのではないでしょうか?不思議な魅力にあふれた絵本『あつまれ!全日本ごとうちグルメさん』。この作品をつくられたのは、ふくべあきひろさん(文)、おおのこうへいさん(絵)と、かわしまななえさん(協力)。実は3人とも大手広告代理店の現役社員でいらっしゃいます。既に話題となっているこの絵本を持って、おおのさんとかわしまさんが絵本ナビオフィスに遊びに来てくださいました!(ふくべさんは急なお仕事が入ってしまい、残念ながら今回は欠席となりました。)
おおのこうへいさん(左):以下O(敬称略)
かわしまななえさん(右):以下K(敬称略)
─── 本を開いたら、誰もが自分の出身地についてひとこと言いたくなってしまうんじゃないでしょうか(笑)。ちなみに私は愛知出身ですが、ごとうちグルメは「みそ煮込みうどんさん」、おやつは「ういろう」ですね!夫は山口県出身で、山口も「ういろう」が名物なんですが、ういろう対決では勝ったな…なんて(笑)。なぜこんな絵本が生まれたのかきっかけを教えてください。
- あつまれ!全日本ごとうちグルメさん
- 文:ふくべ あきひろ
- 絵:おおの こうへい
- 出版社:ブロンズ新社
今日は年に一度、全国のごとうちグルメさんが集まる日。まんぷくさまからの招待状をたずさえて、日本全国から味じまんのごとうちグルメさんたちがやってきます。おやつや食材にも変身し、各地の方言で大宴会! おいしく、たのしく、47都道府県がおぼえられる1冊です。
O:うーん、かんたんに言えば出版社の企画です(笑)。さかのぼると、もともと僕らは広告の会社の社員で、数年前に『いちにちおもちゃ』(PHP研究所)という絵本の元になるお話を、ふくべあきひろと、かわしまと3人で作ったんですね。『いちにちおもちゃ』を含め3つ作ったんですがそのときはどれも形にならなくて。
K:ふくべさんが「やめる!」と言い出して。
O:まぁ、広告からスタートした企画だったので話がよからぬ方向へ進んで(笑)。でもせっかく作ったから成仏させたい。出版関係の知人に相談して編集者に見てもらったら、かわしまさんが絵を担当した『いちにちおもちゃ』だけが選ばれた(笑)。
─── 『いちにちおもちゃ』話も絵も面白くて衝撃でした。その頃からチームで絵本作りを?
O:僕とふくべが会社で同期なんですよ。
K:私はちょうど新人でおおのさんの下に配属されて、全ての仕事を一緒にやるという会社の仕組みでした。3つ全部はおおのさんが描けないので『いちにちおもちゃ』を私が描いて。
O:で、それを見た今回の本の編集者が「一緒に何かやりませんか」「ごとうちグルメを絵本にする企画があるんですが」と声をかけてくれたのがきっかけです。あぁ、ぜひぜひやらせてくださいと。
─── 「ごとうちグルメ」というキーワードを聞いて、ぴんときた?
O:最初、僕は、図鑑に出てくるキャラクターみたいにしたらぜったい面白いなと。僕の絵は、昔の動物図鑑っぽいというか、どちらかというとリアル系。かわしまさんは絵本チックなかわいい系で。かわしまさんと僕と2人で描いてみるんで、今回の企画に合うどちらかで選んでください、と。
それで僕の絵のほうが採用されました。でも、キャラクター作りはかわしまさんも含めて3人での協同作業で、キャラのしぐさやスタイルまでみんなで詰めていきました。最初の僕の絵柄は今よりもっとリアルで「喜多方ラーメン先生」(福島)ももっと怖かったんですけど(笑)・・・何度かやり直しをして「人生はふかい。煮干しのスープのように」と口に煮干をくわえたひげ面のいい感じの先生になりました。「笹かまさん」(宮城)は「カマって、カマって」と目がキラキラでカマっぽく。「ますずしキング」(富山)はライオン風に。
─── では最初はやはりキャラクターからなんですね。各県の方が見ると、うちの県はこれか!とか・・・食べ物のセレクトはどのように?
O:1つは、キャラクター化しやすさ、性格付けしやすさ。たとえば「水戸の納豆さま」(茨城)。納豆だったら「水戸黄門」みたいにしょうゆとねぎを両脇に描いて「この納豆が目に入らぬか!」と作れますよね。あとぜんぶ有名どころばかりでなくてもいいかなと。福岡の人に、「うまいものいろいろあるのに“からしめんたいこ監督”かよ!」とか言われますけどね(笑)。キャラクター作りはみんなでワイワイやるので楽しかったです。この県何がいいかな〜と資料を見て、これいいけど絵にならないねとか1つずつ検討していきました。
文章は、調べながらふくべが書いていくんですが、横で見ていても発見というか、知らなかったことがたくさんありましたね。たとえば「きりたんぽ一家」(秋田)。きりたんぽって、本当は「たんぽ」という名前らしいですね。切ってるから「きりたんぽ」だと。あ、そうなんだ、だからきりたんぽなんだ!と。歴史も語源もある、エピソードが隠されている。面白いな〜と。
─── たとえば「ますずしキング」(富山)の「いただきますずし!」これ言わせてるのはふくべさんなんですか?
O:最終的に決めるのはふくべなんですけど、このキャラだったらこういうふうに言うよね、とみんなで話しながら、固めていく感じです。絵が出来てから、そのイメージ次第で付け加えることもあって、どっちが先というよりは相乗効果です。
キャラクターの名前も、最初は「〜さん」だったものも、キャラクターが仕上がっていくにつれて「わんこそばちゃん」(岩手)、「治部煮夫人(石川)」、「なめろう先輩」(千葉)、「シューマイKID」(神奈川)、「えびめしぼうや」(岡山)、「とうふちくわ博士」(鳥取)、「ゴシキソーメンジャー」(愛媛)みたいに・・・ふくべが「さん」以外のバリエーションを増やしていきましたね。
─── ふつうの絵本と比べて作り方がぜんぜん違う感じが面白いですね。
O:そうですね、広告の仕事の延長線上にあるというか。専業の絵本作家さんたちとは、ずいぶんつくり方がちがうと思います。僕たちは、ひとつの企画をみんなであれこれ言いながら広げていったり、アイデアを出し合ってその場で変化させていったり、そういうノリで物を作っていく作業に慣れてるんですよね。
K:ボツになったキャラもありましたね。へらへら団子とか桃太郎のきび団子とか可愛かったのに・・・。岐阜の下呂まんじゅうはどうしてなくなっちゃったんでしたっけ。
O:絵本は長く残るものなので、特定の銘柄のお菓子などは避けて、その土地に長く伝わる伝統的な食べ物をセレクトするという方針にしたんです。ほかにも絵が出来てから全体のバランスを見て食べ物を差し換えたり、制作10か月間で相当変わりましたね。
K:「わたしたちのこと知らないなんて、イモね」の「みそポテト4姉妹」(埼玉)は、最初5姉妹だったのを、絵が出来てから、ふくべさんが4姉妹に変えたんですよ。
O:そう。語呂的に4姉妹のほうがいいよ、と言って。語呂で絵を・・・減らすの俺なんだぞ!と。最初名前から決めろよ!とか、言い合いながら直しましたね(笑)。
▲貴重なラフも見せていただきました。あ、完成品となにか違う!!
─── チームならではですね(笑)。ザパーと汁をかけてる「ひや汁仙人」(宮崎)のポーズ、かんぺきですよね!でも・・・お腹が出てる。
O:ははは(笑)。宴会の後、もっと出るんですよ。総会がおひらきになって、ごとうちグルメさんたちがふるさとに帰っていく場面、みんなお皿だけになっちゃったりしてますね。「ひや汁仙人」は空のおわんのっけた変なおっちゃんに、「からしレンコン嬢」(熊本)は赤い靴だけに。「ぼうぜずし連」(徳島)もすだちだけになります(笑)。
K:「とり天使」(大分)は食べられて成仏して天使のわっかがもう1つ増えてる。とり天ですが、肌が荒れすぎ(笑)すごい可愛い。人が好さそうですよね。
─── おおのさんもふくべさんもお子さんがいらっしゃるそうですが、絵本作りをしていかがでしたか。
O:僕とふくべがちょうど同じ年の子どもがいて、子どもにも読んでもらえるものができる!というのはテンションが上がりましたね。企画がはじまったのが上の男の子が5歳のとき。僕は下にもう一人女の子がいるんですが、ふくべのところもちょうど男の子で同じ5歳頃。やっぱり子どもが生まれてから絵本は身近になりました。会社で絵本の仕事に誘われたのも、ふくべと僕がちょうど絵本に触れていたこともあったと思います。「おこのみ焼きの兄貴」(広島)は最初「おこのみ焼きの親分」って名前だったんですけど、子どもたちがずーっと「おこのみやきのあにき!」と言ってて。そのほうが確かに韻を踏んでるなと(笑)子どもたちの意見を採用しました。
絵本冒頭の「しょうたいじょう」、文字はふくべの息子に書いてもらったんですよ。
─── わーこの字がたまらないですね〜。これからどんどん上手くなっていっちゃうのがもったいない。どんな反応をしますか?お子さんたちは。見て、おいしそう!という感じ?
O:おいしそう、というよりは子どもはキャラクターに反応しますね。断片的に1つ1つ見ても面白く描いてあると思うので。子どもは図鑑っぽいもの大好きですしね。堪能してくれているみたいです。大人はやっぱり「うちの県、これかあ・・・」とか「これ旨そう、これ食べてみたい」とか言いますね。
絵本を出せてよかったのは、家庭での僕の株が少し上がったことかな(笑)。家に帰って子どもを膝に乗せながらパソコンで描いたりしてたので。「パパって絵うまいなあ」「だろー?」と。ふだんの広告の仕事の現場に子どもを連れていくことはできないし。たまに作ったCMが流れて、「これパパがやったんだよ」と言ってもよくわかってない。絵本は「描いたぞ」と言えますよね。
あと、絵本の中に「まんぷくさま」という神さまが出てくるんですけど、これは僕の息子です。このキャラは実は入稿間際になって、編集者から「やはりごとうちグルメさんを集める主催者を作ったほうがいいんじゃないかと…」と切り出されて(笑)。その場でみんなで考えて、ふくべが「まんぷくさま」という神さまがいいんじゃない?と。それじゃ頭が富士山みたいな感じで、こんな顔で・・・と盛り上がってあっという間に「まんぷくさま」が誕生したんですけど。実はうちの息子の小さい時がモデルなんです。結局入稿は延びちゃったんですよね。最後ぎりぎりの登場だったんですが結果的には生まれてよかったですね。
─── おおのさん会心の作、大変だった絵、お気に入りはありますか。
O:「味もよさこい〜♪見た目もよさこい〜♪」の「さわち料理ねえさん」(高知)かなあ。海の幸、山の幸がお皿に山盛りなので、それを全部描くのが大変でしたね。でも地味〜に「しみじみするなぁ」の「しじみ汁さん」(島根)も好きですねえ。
K:いつも気にしてますもんね。乾杯シーンでも「しじみ汁さん」はここにいるとか。
─── 「じこしょうかいも終わったことじゃし おまちかねの えんかいをはじめよう」「今年もおいしさをありがとう カンパーイ!」というこのページ大好きです。まんぷくさまが乾杯の音頭をとって、また一年がんばろう、と、ごとうちグルメさんたちが仲良く食べあうんですよね。「まんぷく、まんぷく、まんぷくへんげ」おやつや食材や地形にヘンシン!というのは作ってる最中に出てきたアイデアですか。
O:せっかく47都道府県が勢ぞろいしたんだから、色々変身してもらおう、というアイデアは当初からありました。キャラクターの顔を残したまま変身させるのは、つくっている最中にそうした方が断然おもしろいよね、と。各県の地形に「ごとうちグルメさん」の顔をのせてみると、意外と地図の形が覚えやすいぞと。山形県は目をつけるとすっかり横顔だし、福岡県はラッパーみたい。青森県の歯、ぐちゃぐちゃだ(笑)
─── ほんとだ。急に愛着がわきますよね。大人は思い出に浸ったり、これからの旅行に使ったり。書店さんも各地で盛り上がりそう(笑)。同じ日本地図でも食べ物があるのとないのとじゃぜんぜん違うなと思います。平日に仕事しながら絵本を描くご苦労はありましたか?
O:ふだん仕事で土日もつぶれちゃうことあるんですけど、絵本を描いてるあいだは土日ぜったいに空けようと決めて、週末はひたすら家で描いてました。僕が一人で描いてると、ふくべから「あそこ、こうしない?」みたいな電話がかかってくる。後ろで子どもと遊んでる声がするんですよ(笑)。このやろー、俺はずっと描いているんだぞと。文章と絵は手のかかり方がぜんぜん違うんですよ。ずっと描き続けるのは大変だったけど、ただ編集会議を通ってる、確実に本になる、というのはすごい張り合いというかモチベーションになりました。もし出版されるかわからなかったら途中で挫折してたかもしれない(笑)。絵は、描けても1日3個とか、日によって違う。写真資料を参考にするけど、角度や素材が違って描き起こすのに苦労したりとか。特にいちばん最初のページ、全国のごとうちグルメさんが集まる場面は描くのに時間がかかりましたね。
K:ずっと会社で描いてましたよね。
O:会社でもやってた(笑)。ここは誰に言われたわけでもなく、もうちょっと描き込みたいなと。富士山の近くのどこかの「ごとうちグルメそうほんざん」。人間はたどりつけない世界(笑)。ここもよく見るとモノノケみたいなものもいるんですよ。
K:会社で描いてると、横から部署長とかに「何、これ?」みたいに言われてるんですよ。
─── 会社的にそれは「あり」なんですか?
O:ありみたいですね。今は個人のコンテンツ力も大事なので、付加価値がつくというかその人のブランド力になるからと。
─── 基本的な質問ですが、これはどうやって描かれるんですか。
O:マックです。もともとマックのペンタブレットで工夫しながら描くのが得意で。アナログのテイストが好き。コンピューターでいかにも描きましたっぽい絵ではなく、マックでアナログっぽく描くのが好きなんですね。今回は図鑑みたいな絵がいいと思って、おいしそうなので、なおかつ面白く見えるタッチを考えました。僕は目的に合う絵柄を研究するのが昔から好きだったんです。
僕は普段はたくさんの人たちと広告を作っています。自分だけじゃ表現できないこと…カメラマンがすごい広告写真を撮ってくれたり美術やさんが広告美術を作ってくれたり…そういうことが集まって1つの大がかりな作品をつくれるのは広告の楽しさ。表現できるのが楽しいんですよね。ただ、広告ってお金をかけてタレントさん使って、ダイナミックですけど、世の中にわーっと出て一週間経ったら残らない。広告はあくまで商品のサポートです。でも絵本ってそれ自体が商品で形になって残る。しかもそれが本屋さんで売られる。お金出して買ってくれる人がいる。すごいなあと思います。
途中、編集者が束見本に出力したページを貼って、本のサンプルを作ってくれたときが、すごく嬉しかったです。わー形になってきてる!と。1個1個の絵は、あー1個出来た、というちっちゃい達成感ですけど、それが本になる!出版されるんだ!と。10か月間それなりにハードでしたけど、本屋で売られているところを見たり、人から感想を聞いたり、ブログで書かれているのを見たり…そのつどダイレクトに嬉しいし面白い。出来上がって、本当に報われたなと思う瞬間がたくさんあります。
─── この土地に行きたい!食べたい!という活力が今の日本にはぴったりなんじゃないかと。被災地のごとうちグルメもまた食べたい。食べたいから頑張ってほしいとか。全国の食べ物を絵本にしていかがでしたか。
▼続々と寄せられている力作たち!
O:いやぁ、面白かったですよ。食べ物の特色が南と北で違ったり、どんなに調べてもそれでも氷山の一角だったり。他にもすごいたくさんあるんだろうなと。僕らが調べきれないものがたくさんあったと思う。今回、読者カードに“全国には、まだまだおいしいものがいっぱいあるはずじゃ。あなたのまわりの「ごとうちグルメさん」を教えておくれ。待っとるぞ!”とまんぷくさまのセリフで書いたら、もう「イカめし先生」とか「もんじゃ焼きぼうや」とか「姫路おでん三兄弟」とかすごい力作が続々集まってきてます。嬉しいですよ。
絵本の中でごとうちグルメさんたちの「方言タイム」があるんですが、方言も食べ物も独特の「ほっこり力」がある。公共広告の仕事で「がんばれ!」という広告を作ったりしますが、僕はあんまりがんばれって好きじゃなくて。何かまた「みんなでほっこりできるような毎日」がくればいいなあと。被災地の人ががんばってないわけないじゃん!と思うんですよね。
建物もそうだけど、食べ物の復興もすごく力があると思う。笹かまぼこも喜多方ラーメンも「ごとうちグルメ」がまた食べられるようになってほしい。全国には、みんなを元気にするおいしい食べ物がまだまだたくさんあると、日本中に知ってほしい。だから、挑戦的なレビューも大歓迎です。本が出て感じましたが、やっぱりみんな郷土愛が強い(笑)。これはじゃないだろ!とか、こっちのほうがいいとか、いろいろコメントが出てくるのは、皆育った土地を愛しているから、郷土愛の強さからなんですよね。
─── じゃあレビューは「ツッコミ大歓迎!」ということで(笑)。おおのさん、かわしまさん、今後、絵本の仕事はいかがですか。
O:ぜひやりたいです。ふくべが言ってたんですが、絵本は自分のお墓に入れられる仕事だと。広告の仕事とは違う張り合いがある。それぞれ刺激があってどちらにも還元できる気がします。あとは時間の作り方ですかねえ。ただこの10か月ずーっと土日描いていたので、ふと終わって何もないとちょっとさみしかったりします。
K:私は社会人1年目か2年目くらいで自分の名前で絵本が出て、最初は分からなかったんですけど、何だか普通はありえないくらい光栄なことらしいぞって最近思っています。
─── そういえばおおのさん、最後の自己紹介で「好きな食べ物はミートソース・スパゲティ」!?ここまで描いてきて!とちょっと面白かったです。ふくべさんは「たこ焼き」。たこ焼き姿のふくべさんがおおのさんに笑顔でツッコミ入れてますね。制作中もこんな関係だったんですか(笑)。
O:ふくべはツッコミがすごいんですよ。関西人なんで。ちょっと無邪気な子どもが大人になったみたい。思ったことをあまり包まないでそのまま言うので、かわしまさんにもずけずけ言うんですよね〜。『いちにちおもちゃ』シリーズもいま第三弾を作ってるんですけど…。
K:ふくべさんは年下だから厳しくするとかではなく、ただただフラットに思ったことを言うだけなんですけど、おおのさんとふくべさんと2人でチェックが入るともう長くて…試合のあとみたい(げっそり)。
─── (笑)。じゃあこれからも3人で作った絵本が見られるんですね。楽しみにしています!今度はふくべさんも一緒にぜひ遊びにきてくださいね。ありがとうございました!
●噂のふくべさんからもコメントが届きました!
今回は、せっかく絵本ナビさんに、お招きいただいたのに伺うことができず、本当に残念でした。なにぶん本業は広告代理店で働いているもので、広告主様の「お呼び」がかかれば、一にも二にも飛んでいかなければならないのです。(ちょうどごとうちグルメさんたちが、まんぷくさまに呼び出されたように)
まあ、そんな風に仕事の合間をぬって、ていねいにていねいに作った絵本ですので、愛着もひとしおです。長く温めた作品だけに、読者の方にも長く楽しんでもらえると思っています。ぜひ、一度手にとって見てください。食欲と、郷土愛と、旅情がいっぺんに刺激されると思いますよ。
(文)ふくべあきひろ
最後に記念にぱちり!
打ち合わせのたびに毎回大爆笑、みんなでワイワイ盛り上がって出来た絵本・・・大人が楽しんじゃえばきっと子どもにもすぐ楽しそう!って伝わっちゃうんですね。かわしまさんは「おおの師匠」の弟子ながら、会社のトイレで一晩眠ったり食堂の床で発見されたり、数々の「伝説」を持つツワモノと拝見しました(笑)。絶妙なチームワークから生まれる絵本にこれからも目が離せません!
(編集協力:大和田佳世)
▼こんな素敵な色紙も描いてくださいました!!