今、君はお月さんが見えるかな? それはどんな形かな? まん丸のお月さんは見たことあるよね?
こんな語りかけと可愛らしい絵で始まるこの絵本。 子どもたちにとって、月はもっとも身近な天体で、小さな頃から好奇心を持つことの多い自然の一つですよね。そんな月の姿と世界、動き、みちかけの仕組みなどを、小学生向けにわかりやすく紹介してくれる知識絵本です。これは興味津々、大人も一緒に内容をのぞいてみましょう。
月の表面にある模様「ウサギのもちつき」。ぐっと近づいてみると、実際はどうなっているのかな。「海」と「高地」から模様ができているっていうけれど、海といっても水があるわけじゃないの・・・? では、人がはじめて月におり立ったのは、いつ頃のことなのか知ってる? そもそも月はどのくらい遠くにあるんだろう? 大きさは?温度は?だれか住んでるの? なんだか月って、地球とは全然ちがう世界みたい。 でも、それがわかるまでに2000年以上前のエラトステネスさんや17世紀のガリレオさん、そして20世紀のアポロ宇宙飛行士たちが、すごくがんばったんだって。
じゃあ、おとうさん、おかあさん。 月では110℃の昼が15日続き、-170℃の夜が15日続くってことは知ってた? 月のみちかけのしくみは?公転と自転は?日食・月食ってなに? 子どもから次々と質問が飛んできても安心してくださいね。 一つずつ、丁寧に説明してくれているから、親子で一緒に学べますよ。
これだけわかったとしても、やっぱり月って不思議。 眺めていると、自分がとても小さく感じたり、大きな宇宙のことをもっと知ってみたくなったり。 今見ている月は、遠くに住んでいるおじいさんやおばあさん、ともだちも見ているかもしれない。外国の大統領やロックスターだって見ているかもしれない。そう思えるって、とっても素敵。 今夜もまた、寝る前に月をさがしてみてね。今日はどんな形をしているかな・・・。 見返しには2014年〜2021年の「月のみちかけカレンダー」もついています!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
最も身近な天体で、みちかけすることから暦や行事などで人のくらしと深くかかわってきた月。子どもたちにとっても月は、雲や雪などの気象現象とともに、幼児期に最初に好奇心をもつ自然のひとつです。本書は、月のすがたと世界、動き、みちかけのしくみなどを、小学生向けにわかりやすく紹介する知識絵本です。110℃の昼が15日続き、-170℃の夜が15日続くなど、おとなでも意外と知らない、月のひみつを味わいのある絵で描きます。
★2014年〜2021年の「月のみちかけカレンダー」付★
<内容>人が月におり立つまで/月はどれくらい遠くにあるの?/月はどんな世界?/地球の大きさと月の大きさ/月の形と空の位置/月の1日の動き/地球の自転と月の見え方/月の日ごとの動き/月の公転と地上から見た動き/月のみちかけのしくみ/月の形ごとの1日の動き/月の公転と地球の公転/月の自転と公転/太陽系の惑星たち/惑星の公転と自転/太陽がなくなった?/日食・月食のしくみ/皆既日食と金環日食/潮のみちひき 他
月に関する知識が沢山詰まっている、
まるで図鑑のような学習絵本です。
こちらから見える月のことから、
「月とはどんな場所か」ということまで。
文字が多いのですが
イラストも満載なので、比較的読みやすいです。
自分で文字を読める年齢のお子さん向けですが、
特に宇宙に興味がある子にはぴったりだと思います。
こういう絵本が、教室に一冊あると良いかもしれません。 (なーお00さん 20代・その他の方 )
|