日本人が伝えてきた年中行事のほか、伝承文化や伝統芸能も含めた日本人のくらしを、たくさんのイラストと写真を使って紹介した「日本のくらし絵事典」です。 日本には四季の自然が豊かにめぐってきます。4月にはサクラの花とともに入学式がおこなわれ、寒さがゆるんだ田畑では農作業が始まります。5月には八十八夜の茶摘みがあり、端午の節句には鯉のぼりが空をおよぎます。7月の七夕、8月のお盆など、日本人は季節のうつりかわりを大切にしながら日々の生活を営んできました。 また、家のつくりや生活道具にも日本人の生活に根ざした工夫があり、食生活においても自然の恵みを生かした独特の料理を生み出してきています。さらには、歌舞伎や能などの伝統芸能、漆器や和紙などの伝統工芸においても、独自の文化を作り上げてきました。 本書は日本人が生み出した世界にも誇るべきくらしの知恵を学び、あとに伝えていくことのできる絵事典なのです。
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