本書は、古い時代に書かれた作品(古典)から名作といわれるものを厳選し、その「さわり」の部分を小学高学年でもわかるようにかみくだいて紹介したものである。名作の核心部分の原文とその意味を紹介するとともに、ポイントを押さえるために「ここに注目!」という欄を設けている。また、その作品ができた時代背景やその作品の特徴も紹介している。 構成は、「ちょっと笑える話」「胸がキュンとなる話」「スカッとする話」「ちょっと泣ける話」「ためになる話」の5章から成る。 例えば、ぬすみをごまかすために動物のものまねをする話、かわいそうなお姫様を救い出す話、不思議な力をもつ人が呪文でのろいを追いはらう話など、現代人が読んでもワクワク、ドキドキするような話ばかりである。 はじめて古典に触れる人にはうってつけ。名作のさわり部分が網羅されているので、小学高学年のみならず、大人でも勉強になる!
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