出版元が面白いですね。
「京の絵本」刊行委員会というところが出しています。
後半の舞台が京都だったからでしょうか?
解説を読むとこのお話は、中世期末期頃に成立した物語だそうです。
上の子と「これは一体つの話だ」と、盛り上がったのですが、
調べてみたら、日本の歴史でいう中世末期は平安末期から鎌倉・室町時代あたりを指すようです。(といっても、範囲が大きいですね〜)
わたしは幼稚園くらいのの頃、祖母の買ってきてくれた絵巻物みたいな絵本で、この話を初めて読んだ記憶があります。
うちの上の子は話は「学校の何かの資料で見たことはあるけど、ちゃんと読んだのは初めて」といっていました。
この作品は海外の方向けになっているのか、すべての文章に英文訳がついていました。
本に使われている紙も、ちょっと高めの、手触りのいいものを使っていました。
この絵本の絵を描いた堀泰明さんの絵は、「日本が!」という感じで素敵でしたが、
少し前にボランティア仲間が読んでくれた紙芝居版の『安寿と厨子王』の方が、私は読みやすかったし、内容も分かりやすかったので、評価はもう1つという感じになってしまいました。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子12歳、)
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