主人公は和菓子屋のひとり娘で、みんなから「あんこ」と呼ばれている小学4年生の女の子。将来はお菓子で人の心を和ませる「和パティシエール」になるため修行中です。6巻目となる今回のお話は、ハロウィンが関係しているお話でしょうか。表紙には秋らしい魔女のようなファッションの女の子と、おばけやハロウィンのかぼちゃ飾りのモチーフなどわくわくするイラストが。早速どんなお話なのかのぞいてみましょう。
季節は秋。お昼休みの教室であんこの耳に入ってきたのは、親友のマリエがかっこいい男の子と歩いていた!というおどろきのニュース。それってどういうこと?!さっそくマリエにたしかめると、動揺しながらもその男の子を紹介したい、と言われ、さらにあんこの家の和菓子屋に連れていきたいとお願いされます。お母さんがフランス人でお父さんが日本人だというその男の子−ケンは、お母さんが和菓子好きなことから、あんこのお店の和菓子を食べて喜んだものの、どこか元気がなくて…。それを見たあんことマリエ、そして幼なじみの倫也は、ケンを元気づけようとハロウィンの和菓子作りに挑戦することに。ハロウィンと和菓子?ちょっと難しそうなお題だけど、いったいどんなお菓子ができるのでしょう?そしてケンの反応は…? お話を通して、あんこの祖母“ばっちゃん”が教えてくれる「一期一会」の精神が、人と人との出会いや意外な食材の組み合わせなどさまざまなエピソードの中にちりばめられているところも大きなみどころの1つ。出会いの不思議や奇跡を、あんこと一緒に感じてみて下さいね。
スイーツ、お菓子作り、友達、恋…と、女の子の気になるモノでいっぱいのストーリーは、小学校4、5、6年生の女の子におすすめ。登場人物の髪型や服装がとってもおしゃれなのも見ていて楽しいですね。そしてなんといっても出てくる和菓子が見た目も美しく、美味しそう!と思っていたら、巻末の「あんこ&マリエのおうちde和菓子チャレンジ」コーナーでレシピが紹介されていて、実際に作ることもできるんです。そんなお楽しみ満載の「恋する和パティシエール」シリーズは、現在1巻から6巻まで刊行中です。つづけて読んだら、いつの間にか和菓子に詳しくなれちゃいそうですよ。
(秋山朋恵 絵本ナビ編集部)
読んで!作って!ダブルの楽しさ!!女の子に人気のパティシエール物語。和菓子屋のむすめ杏が、毎巻ドキドキのお菓子作りに挑戦する「恋する和パティシエール」シリーズ。第6弾は、杏の親友のマリエの初恋からはじまります。その相手は、アメリカから日本へきたばかりのケン。慣れない日本で心をとざすケンに、杏たちが特別なカボチャプリンを作ります!
マリエが恋をしたようです。
相手の男の子のためにお菓子を作るマリエたち。
奇跡の出会い、そんなものを感じられるっていいですね。
ハロウィンのお話でもあります。
パンプキンプリンをハロウィンに作るのもいいですねー。
作り方が載っていますよ。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子5歳、女の子3歳)
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