小学校で起こる困った行動や対人トラブルに対して、どのようにすれば子どもたちに適応行動を学んでもらえるか、教師が支援する際の具体策を紹介する。場にそぐわない行動の背景には認知機能の偏りがあるとの認識のもと、背景要因に応じた支援プランを提示。また、行動の問題は物的・人的環境により引き起こされるため、クラスづくり、信頼関係づくりが重要になる。そこで、@クラス全体へのはたらきかけ、A関係づくり、B個への支援の3ステップでの支援を提案。
[ここがポイント] ◎ @クラス全体へのはたらきかけ、A関係づくり、B個への支援の3ステップでの支援を提案 ◎ 14の具体的な事例。それぞれに複数の支援プランをイラストつきで紹介 ◎ 背景要因をさぐり支援の方向性を定めるのに必要な視点をていねいに紹介 ◎ 見えている姿とかくれている要因とをチェックしてみるためのページを掲載 ◎ 背景要因として、衝動性の強さ・身体操作の不器用・コミュニケーション力の弱さ・対人相互性の弱さ・興味の偏り・継次処理の苦手さ・感情コントロールの困難・注意の切り替えの弱さ・誤学習・細部への注目・イマジネーションの弱さ・不注意・空間認知の弱さ・感覚の過敏・不安の強さ・自尊心の低下を提示、背景要因ごとの支援プランがわかる ◎ 支援プランのおもな対象・目的はアイコンで一目瞭然(クラス全体・関係づくり・子への支援・連携・力をつける)
|