今なら伝えられる、あの時言えなかった「言葉」… ボノロンといっしょにタイムトラベル!
ヤマンは、発明をたくさんした、とってもえらい科学者。 雨をふらすきかいや、動物と話せる機械を作って、世界中の人たちからそんけいされていました。
ある日、年老いたヤマンはふるさとの菩提樹の前で涙を流しました。 「わたしが一番発明したかったのは、時をたびする乗り物―――」 ヤマンは本当に発明したいものを発明できなかったのです。 なぜなら、死んだお母さんにどうしても伝えたい言葉があったのです…。
するとそこにボノロンがあらわれました。 ボノロンは巨木の年輪には過去の記憶がたくさん詰まっていて、タスムン族はそれを「時の年輪」と呼んでいると言います。 ボノロンは時の年輪を使ってヤマンを過去に連れて行きました。
幼いころのヤマンとお母さんはとっても仲良しでした。 でも、次第にヤマンはお母さんに冷たくなって……?
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