小っちゃいな、目標。行こうよ、全国! すべてはその一言から始まった。高校演劇は負けたら終わり。 男子よりも、勉強よりも大切な日々が幕を開ける。
「もっと言いたい。死ぬほど稽古したい。」 「どこまでも行けるから、だから私たちは不安なんだ。」 「夢だけど、夢じゃなかった!」 「カンパネルラ! また、いつか、どこかで!」
地方の高校演劇部を舞台に、少女たちの一途な思いがぶつかり、交差し、きらめく。 劇作家・平田オリザが放つ初めての小説は、誰もが待っていた最高の文化系青春ストーリー!
部活動に熱心に励む青春時代がみずみずしく描かれていて、この世代を今生きている子達が読んだら、とても共感し、自分と重ね合わせる部分が多分にあるのではないでしょうか?
一度しかない青春時代に夢中になれるものがあるってすばらしいな!それも仲間と一緒だと、より輝かしいな!ということを素直に感じることができる一冊です。 (ちょてぃさん 40代・ママ 女の子13歳、女の子9歳)
|