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サイモンとマーシャの家にあった、しまもようのぼろぼろのイス。ある日おばちゃんが、その上に魔法の液をこぼしてしまったから、さあたいへん。イスが人間のように動きだし…? 英国のファンタジーの女王ダイアナの作品を、カラー挿絵満載の読み物として小学生に!好評既刊「アーヤと魔女」に続く1冊。
居間のTVの前にずっと長い間あった布張りの椅子は破れてみっともなくなっていました。おまけに近所の困ったおばちゃんがバザーに寄付された手品の変な液体をこぼしてシミまであります。
椅子は買い替えることになって、ひとまず納屋に入れました。
ところが、こどもたちが聞きつけたのは納屋にいるぼろイスの声でした。
捨てられてしまう気の毒なぼろイスと思えたのは、初めだけ。
このぼろイスの厚かましさときたら、もう手に負えないのです。
TVの前にずっとあったことや、座っておしゃべりした人のことなどが、このぼろイスの性格を作ってしまったようですね。
一体どうなるのかしら、、と心配になりますよ。
(capellaさん 60代・じいじ・ばあば )
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