10歳の少年ハスティンは、北インドの乾燥地帯の貧しい村で、母さんと妹の三人で暮らしていた。妹が熱病におかされ、その治療費を支払うために、ハスティンは家族のもとを離れ、ジャングルのサーカスで象の世話係として住み込みで働き始める。けれども、非情な雇い主は、密猟によってつかまえてきた子象のナンディタも、ハスティンも、同じいのちのある存在とは思っていない。道具のようにこきつかわれ、一年間という約束も、なにかと理由をつけてはひきのばされていく。苦悩と葛藤の中で、ハスティンとナンディタは心を通わせ、ハスティンはナンディタを野生に返してやろうと決意する。
象と少年の絆に心打たれましたが、
動物虐待のシーンがなんともいたましくて
何度も途中でやめてしまいました。
でも、最後まで読んでよかったです。
感動しました。
とても分厚くて最初はひるみましたが、
挿絵もあるので、わりとすんなり読めました。
日本に住んでいると、子どもたちを取り巻く
貧困にあまり眼をむけることがないので
こういう読み物を読むことは大事だと思い、
このシリーズは読もうと思っています。 (はっしゅぱぴーさん 30代・ママ )
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