妖精の、新しい世界が、広がる
妖精の谷、ピクシー・ホロウでは、運動会の準備にてんてこまいです。それぞれの競技の優勝者には、クモのきぬ糸で織った青いリボンが贈られます。妖精にとって、青いリボンをもらうことは、とても名誉あることでした。プリラもなんとしても、青いリボンが欲しいと思っていました。ところがこまったことに、おなじ才能の妖精なかまがいないプリラは、どの競技に参加したらいいのかわかりません。
運動会で、プリラは、買って青いリボンがほしかったのですが、何の競技に出ても勝てません。悲しくて泣くプリラに、ティンカーベルは「一番たくさんの競技に参加した」と自分の勝利のリボンをゆずります。
ちょっとティンクが貧乏くじですが、賞品をゆずるやさしさが素晴らしいです。
そして、負けてもいろんなものに挑戦するプリラの精神は素晴らしいですね。
絵本と本の中間のような、比較的絵の多い文章が少な目の本なので、小学生で読書習慣をつけはじめる子におすすめです。 (えみりん12さん 30代・ママ 女の子7歳)
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