七草町の駅前商店街に、その探偵事務所はある。名前は〈探偵事務所・24じ〉。全身まっ白なスーツのへなちょこな探偵が、いつでもどんな依頼でも全力でぶつかって解決してくれるぜ。おっと、お菓子作りの腕前もプロ並みさ。依頼をためらうなよ。……この物語は、主人公の身近で起きる謎解きから、警察もからんでくる犯人追跡劇まであり飽きさせないが、犯罪のトリックや謎解きに主眼を置く物語ではなく、大人の一人としての探偵との関係性のなかで自己を再確認していく少年の物語である。物語のさいごに、あっと驚くどんでん返しが仕組まれている。
鯱彦は探偵の24じと出会い、なぜか気に入られます。
面と向かって相手には言っていませんが鯱彦の脳内つっこみがすごいです。でもけっこう的を射てます。
へらへらとした感じで実際抜けている…と感じることもある24じですが、立派に名探偵だなーと思いました。
真相解明によってショックを受けた人のことを思って落ち込んだりする探偵。鯱彦のフォローも良かったです。やっぱり悪いことは悪いで真相を言ってしまって良かったのだと私も思います。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子2歳)
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