ベストセラー絵本作家のみやにしたつやさんによる人気シリーズ「ちっちゃなトラック レッドくん」の5作目。
今回の相棒は、グリーンくんです！
とっても遠い「キラキラスターけんきゅうじょ」のパンダはかせのところまで、大事な荷物を届けることになったレッドくん。
こんなにたくさんの荷物をあんなに遠いところまで……、と不安に思っていると、
「だいじょうぶ だいじょうぶ！ぼくが てつだってあげる」
と、グリーンくん。
そうして二人で出発したのはいいけれど、
道路から海に落ちそうになったり、
110匹のぶたさんたちが逃げ出して困っているトラックのおじさんに出会ったり、
雪山で雪に埋もれて動けなくなってしまったり、
真っ暗なトンネルの中でおばけ(？)に出会ったり……！？
今回もトラブル続出、波瀾万丈です！
何度もくじけそうになるレッドくん、でもそのたびにグリーンくんが言います。
「だいじょうぶ だいじょうぶ」
果たしてレッドくんとグリーンくんは、パンダはかせに荷物を届けられるでしょうか！？
子どもには、どんな困難があっても諦めない、くじけない心を持った人になってほしい。そう願う親御さんは多いことでしょう。
グリーンくんみたいにいつも前向きとはいかなくても、グリーンくんに影響を受けてひたむきに努力するレッドくんのように、少しずつ成長していくことの大切さを、この絵本から感じてもらえたらいいですね。
最後にとてもかっこいい宇宙ステーションが登場するので、宇宙に興味のあるお子さんにも、ぜひ読んであげてくださいね！
（洪愛舜 編集者・ライター）
ちっちゃなトラックのレッドくんは、キラキラスター研究所のパンダ博士に荷物を届けることになりました。「あんな遠いところまで行けるかな？」心配しているとグリーンくんがやってきて言いました。「だいじょうぶ。ぼくが手伝ってあげる！」
レッドくんとグリーンくんは、途中、海に落ちそうになったり、困っているトラックに出会ったり。そのたびにグリーンくんは「だいじょうぶ、だいじょうぶ！」そして、ようやくキラキラスター研究所に着いたのに、パンダ博士はいません。
「パンダ博士に会えるかな？」
「だいじょうぶ、だいじょうぶ！」
ちっちゃなトラックレッドくんが、遠いところまで荷物を運ぶのを不安に思っていると「だいじょうぶ だいじょうぶ！ぼくが手伝ってあげる」と頼もしい助っ人のグリーンくんが相棒になりました。途中何度もアクシデントがありましたが、「だいじょうぶ だいじょうぶ！」のグリーンくんに励まされ、助けられての道中でしたが、無事に宇宙スティションに到着して読んでいても困難に打ち勝ってほっとしました。宇宙スティションは、見事に綺麗なので見惚れてしまいました。「だいじょうぶ だいじょうぶ！」は、安心できる魔法の言葉だから、孫にもかけてあげたいなと思いました。
（押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば ）
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