「今から100年後」のお話としてはじまる、くすのきしげのりさんの空想科学童話です。
宇宙ベーダ帝国は、高度な技術と、それによって生み出された兵器の力により、全宇宙の生物がいる星という星を征服してしまっていました。しかし、ただ一つ、地球だけは征服できていませんでした。
そこで地球征服会議が開かれましたが、その際、一人の少年が立ち上がってイーダ大王にいいました。「まず地球の人間たちの心をやさしい心に変えておいて、そのあとにわが宇宙ベーダ帝国が征服するというのはどうでしょうか」。この少年こそは天才科学者・ホープ博士で、人間の心を変える「ニコニコ・ウイルス」をつくっていたのです。
イーダ大王は、その考えを採り入れ、早速、「ニコニコ・ウイルス」を地球にばらまきます。ところが……。スリリングなお話を通して、平和であることの尊さ、大切さを自然に学べる本。
星を壊したりしてまで宇宙侵略を続けていたイーダ大王が、
地球を見て、美しいままに手に入れたいと思った・・・
その位地球って、宇宙から美しく見えるということですよね。
でもそういう風に考えてくれなければ、
天才少年博士の策略は上手くいかなかった訳で・・・
ということは、
地球という星を発見した時点で、
博士は何か細工していたのかな?なんて思いました。
文章が少し回りくどい感じがして、若干読みにくさがありました。
でもお話の内容としては、
どうなるのかな?と引き込まれる要素がいろいろあって、
面白かったです。 (hime59153さん 40代・ママ 男の子6歳)
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