フランスのオートリーヴという村には、おおくの観光客が訪れます。お目当ては「理想宮」と呼ばれる、ふしぎな建物です。宮殿を建てたのは、フェルディナン・シュヴァルという郵便配達夫です。彼は、43歳のとき、たまたまつまずいた石に魅せられ石を集めはじめたのがきっかけで、33年かけて一人でこの宮殿をつくりました。シュヴァルはどんな人物だったのでしょう、そして彼を宮殿づくりに駆り立てたのは何だったのでしょうか?
あるページをめくった時に、「えぇ〜!?」ってなる、びっくりが楽しい絵本でした。
真面目で空想を楽しむ郵便局員が、コツコツと少しずつ石を積み、宮殿を作り上げてしまいます。それがなんと実際にあった話で、その宮殿がコツコツ一人で作ったにしてはすごすぎてすごすぎて…。嘘や〜!っていう衝撃で、たくさんある写真に目を奪われました。
千里の道も、一歩から。まさにそれを実現させた人の話です。 (みっとーさん 30代・ママ 男の子10歳、女の子8歳)
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