
本書の著者・瀧靖之先生は、脳の老化と発達の専門家です。 そんな方が、今回「子育て」の本を執筆してくださることになったのは、「ぐんぐん伸びる子」と「そうでない子」の違いが、脳の側面からわかってきたから。「どんどん自分の力で学べる子」「夢に向かって着実に歩んでいける子」「友達が多くて、毎日楽しそうに過ごしている子」「長い目で見たときに、就職活動でも自分の望みをかなえられる子」……そんな子供たちの脳、成績、IQ、遺伝、環境、生活習慣からわかってきたことを、日常の子育てに活かせる形にまとめていただきました。これまで一個人の経験や主観によって語られることの多かった子育てを、科学的に解明した、画期的な1冊です!
さらに、瀧先生ご自身も、もうすぐ4歳になるお子さんの父親です。ご自身の子育て経験をふまえて、どうすればより効果的に、ストレスや無理のない形で子供に働きかけられるのかのアイデアも紹介しています。
瀧先生によると、自己実現に関わる部分の脳は、遺伝ではなく環境による影響が大きいとのこと。 つまり、親御さんの努力次第、取り組み方次第で、どの子もどんどん伸びていくことができるそうです。 本書のコツは、なるべくなら3歳までに取り入れていただきたいですが、もちろん、それを過ぎてから取り入れても、脳の成長を加速させてくれます。 ご自身のお子さんに、お孫さんに、ぜひ取り入れていただきたいコツが満載です!

息子は小学4年生なので、
我が家にはもはや手遅れでした。
3歳以下のお子さんがいる方にお勧めです。
賢い子に育てるには、好奇心を育てるとよい。
そのためのアイデアなどが書かれています。
易しい文章で読みやすいです。
ものすごく目新しいことはなかったのですが、
たぶん知ってはいたけど、
余裕がなくてできないんだよなと思うことは多々ありました。
ただ、一読しておけば、自分にもできそうだなとか、
子育て頑張っておこうかなと思えると1冊です。
著者のお子さんはまだ小さいようなので、
実際子育てしてみると、書いてあるように思うようにはいかないのではと、先輩ママとしては思いましたが。(大きなお世話か)
「16万人の脳画像を見てきた」とタイトルにありますが、
著者は脳の画像を見てきた脳科学者ではありますが、
子どもの教育の専門家ではなく、
子どもの脳画像を示して、解説しているわけではないので、
勘違いを招くタイトルはどうなんだろうなと思います。 (Tamiさん 40代・ママ 男の子9歳)
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