
5歳の娘、10歳の息子と読みました。
ネパールへ旅行に行って、道行く野犬の数の多さに驚いた息子。
日本に帰国後、「どうして日本の道路にはネパールほど
犬が多くないの?」という質問の答えとして、
この絵本を一緒に読みました。
殺処分。
大人なら誰でも知っている言葉ですが、
この言葉の重みを今まで真剣に考えたことが、
これまでありませんでした。
ネパールでの道行く野犬の多さ、
日本の野良犬の少なさ。
その答えとして、こんなにも重い出来事が、
毎日毎日繰り返されているという事実に、
どうすることもできないけれど、それでも事実を知るというだけで、
命の重みをより感じることができるのではないでしょうか?
絵本の中には、処分をしなければならない職員の辛さも、
ひしひしと描かれています。
本当に辛い仕事。
寝る前の一冊としては重い絵本ではありましたが、
作者さんの願いと同じく、より多くの人に読んで欲しい一冊です。 (ムスカンさん 30代・ママ 男の子10歳、女の子5歳)
|