「少年法」は、罪を犯した子どもが更生できるように、国が行う教育の方法を定めた法律で、基本にあるのは福祉・教育的な理念です。しかし、選挙権年齢を18歳以上に引き下げることになったこともあり、20歳に満たない者としている「少年」の定義自体が揺れ動いています。本書はそういう状況をふまえて、「少年法」の内容と役割を小学高学年からわかるよう、やさしく解説しています。
[第1章]少年法って何だろう?……少年法ってどんな法律?/子どもって何歳まで?/犯罪と刑罰/非行少年ってどんな子ども?/非行の原因は何だろう?/いじめは犯罪? 他 [第2章]少年法の役割……非行少年はどうあつかわれるのか?/家庭裁判所の役割/少年審判って何?/少年鑑別所の役割/いろいろな保護処分/少年院はどんな施設?/おとなと同じ裁判をするの?/少年刑務所はどんなところ?/情報公開と少年犯罪/少年法だけで十分なの? 他 [少年法全文掲載]
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