「おまたせしました ゴットントン」 黄色いでんしゃが駅につきました。 運転士は青い帽子をかぶったねずみさん。 駅員さんもおそろいの帽子姿です。 ホームででんしゃを待つのは、荷物をかかえたくまさんや、虫取り網をもったりすの親子。
でんしゃはにっこり。 「ごじょうしゃ ありがとうございます しゅっぱつしんこう ゴットントン」 お客さんをのせてしゅっぱつです。
まちのなかは、くるまときょうそう。ゴットントン。 ふみきりは、よくきをつけて。ゴットントン。 トンネルのなかもゴットントンとはしります。 トンネルをぬけたら、たかーい、鉄橋! でんしゃもちょっとこわそう。 無事つぎの駅につけるかな?
あかちゃんにぴったりののりもの絵本。 はっきりした色味と、かわいい絵柄は、安心して何度もめくりたくなります。 乗客たちは、それぞれでんしゃにのってどこにいくのでしょうか。 ついた駅のホームでは、おばあちゃんが迎えにきていたり、あかちゃんがいたり。 いろんな出迎えに、想像がひろがります。
「ゴットントン」と読みながら、親子でいっぱいお話してあげてくださいね。 あ、虫取り網をもった子りすくん、どうやら一人ででんしゃにのったみたいですよ。 いちばん前に座って、きっとドキドキ、わくわくしたでしょうね。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
電車が町の駅を出発します。踏み切り通って、トンネルくぐり、鉄橋も渡り……。擬音が心地いい、赤ちゃんのための電車絵本。ボードブックの既刊を上製本にした【新装版】です。
可愛らしくて、はっきりした絵だったので、0歳の息子もわかりやすいかしらと選びました。
読んであげると、じーっと集中してみているようでした。
(手足をバタバタさせて興奮しながら)
絵の中にもストーリーがあり、動物好きの年少の娘はそちらに興味を示していました。
年齢ごとに楽しみ方が変わる絵本だと思います。
小さなサイズの絵本なので、まだうつぶせのできない赤ちゃんと一緒に寝っころがって読むのにもちょうどいいと思います。 (ぺすけさん 30代・ママ 女の子3歳、男の子0歳)
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