脳ってはたらき者!
脳は、思考、記憶に深くかかわるほか、呼吸や内臓のはたらきをコントロールしたり、 五感でとらえた情報を処理し、それを必要な器官に伝えて行動をおこしたり……と、 実に多様なはたらきをしています。 本書では、脳がからだの各部位とどうかかわっているのかを、 子ども向けにわかりやすく、楽しいイラストをたっぷり交えて解説します。 冒頭では、古代から近現代にいたるまでの世界の医療・手術の歴史 (頭蓋骨に大きな孔を開けて手術していた古代の話、麻酔のなかったころの話など)を紹介。 第1章では、まず脳のしくみ(構造)をイラストで徹底解剖し、 第2章以降で、その脳が、からだの各器官(循環器系、消化器系、感覚器、筋や骨と脳)と、 具体的にどうかかわっているかを順に見ていきます。 カラフルでユーモラスなイラストと、日常的な例をふんだんに取り入れた解説で、 脳とからだが身近に感じられるようになる1冊です。 (※小学校4年生以上で習う漢字にはふりがなをふっています)
【目次】 ■古代の穿頭手術から現代の脳手術まで ■第1章 脳を知ろう 脳を分解してみると/脳の深部とそのはたらき/考える脳,感じる脳,動かす脳/灰白質と信号伝達/脳の容器と脳神経/脊髄から出てくる脊髄神経
■第2章 内臓をあやつる脳 脳の指令で呼吸する/酸素を取りこむ/脳から言葉/赤い液体/ドックン,ドックン/からだを守る
■第3章 脳は食いしんぼう モグモグ,ゴックン/胃腸を通過/どんどん出そう! 老廃物
■第4章 脳は見張り番 脳はすべてを見ているぞ/脳は音も聞いている/味と匂いで感じとる/皮膚にあるセンサー
■第5章 脳は支配する 脳を保護し、からだを支える/骨のつながり――関節/筋の構造とはたらき/皮膚の構造/赤ちゃんの脳
●用語の解説 ●さくいん
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