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とこちゃんは小さな黄色いかばんです。 何が入っているのかな?
赤いくつをはき、トコトコひとりでおさんぽに出かけたとこちゃんは、野原でうさぎくんに会います。 「ぼくもつれてって」と言われたとこちゃんは、「もっちろん」。 中からかさを出して、かわりにうさぎくんを入れてあげます。
次に会ったはりねずみくんに「ぼくもつれてって」と言われて「もっちろん」。 こんどは大きなまくらを出して、はりねずみくんを入れてあげます。
さらに、もこもこひつじさんに、ぶちぶたくん。 中からタオルやパンツを出して入れてあげますが……。 もう、とこちゃんはぎゅうぎゅうづめです! とうとう「どっす〜〜ん」とひっくりかえった、とこちゃんから出てきたのは……!?
子どもはかばんから「出したり」「入れたり」するのが大好き。 しかも、動物のおともだちといっしょなら、なおさらわくわくしちゃいます。 本書は、めくりページの一部が、草や樹木の形になっている絵本。 最後はちょっとしたしかけページもありますよ。
さあ、おさんぽにいくなら、かばんには何を入れてもっていきますか? 大好きなものいろいろ詰めたいけれど、やっぱり「おべんとう」は外せませんね!
(大和田佳世 絵本ナビライター)

とこちゃんは、小さなかばんです。荷物をいっぱい詰めてお散歩に行くと、うさぎ君が「ぼくも連れてって」とこちゃんは、荷物の中から傘を出して代わりにうさぎくんを入れてあげました。散歩を続けると、はりねずみ君、ひつじさん、ぶた君も「連れてって」そのたびに荷物を出してみんなを入れてあげましたが、重くて重くて…どっすーん。とこちゃんは転んでしまいました。すると、中から出てきたのは大きなお弁当箱。「今からお弁当の時間にしまーす」とこちゃんが言いました。
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何故か我が子らは、とこちゃんの中に入りたい〜、と申しておりました。でも豚くんとか羊さんとか入ってるから僕たちは無理だね、と彼らなりに諦めていたと言いますか、納得しておりました。ちょっとした仕掛け絵本のようになっていて可愛らしいですよ。 (梅木水晶さん 30代・ママ 女の子5歳、男の子3歳、女の子0歳)
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