点描写とは、一言でいえば、「格子状の点と点を結んで、手本どおりに図を描かせるもの」です。 ただ単純に、図形を写すだけのことですが、継続して取り組ませることで、 1. 立方体などの立体図形の感覚が養成できる 2. 点と点を結ぶ作業により、運筆の練習ができる 3. 図の位置と形を一時的に記憶することで、短期記憶を訓練できる 4. 複雑な図形を正確に写すことで、単純な計算ミスや書き写しのミスを減らせる などの効果が期待できます。
また、本書は、平面で立体図形をイメージする練習としてつくっていますが、 実際のご指導では、展開図から立体図形をつくらせると、理解が早くなります。 お子さんがご指導に納得していないようでしたら、巻末の展開図や紙粘土などを使って実際に模型をつくってみてください。 「平面の見取り図や展開図」→「頭の中のイメージ」→「具体的な立体模型」→「平面の見取り図や展開図」のサイクルを繰り返して、 はじめて理解できることは多いものです。それが立体感覚を養成する最も早い方法です。
■天才ドリル 7つの特徴
1 (株)認知工学の教室エム・アクセスで効果は実証済みの教材です。 2 算数の基礎となる立体感覚が身につきます。 3 応用力や図形のセンスがバランスよく鍛えられます。 > 4 自ら試行錯誤して答えを探す力を養います。 5 易しい問題から難しい問題へ挑戦することで、自然に力がつきます。 6 小学校低学年から中学受験直前の生徒まで、楽しみながら取り組めます。 7 日常で問題が起こったときも、自分でなんとかしようと考える習慣につながります。
著者からのコメント ■やはり立体図形はつまずきどころだった
今年の2月に、『天才ドリル 立体図形が得意になる点描写』を刊行したところ、おかげさまで読者のみなさまからたくさんのご支持をいただきました。
お子さまの反応もよかったようで、ありがたいことに、
「少しずつ集中力がついてきた」
「楽しみながら、空間の把握が早くできるようになった」
「勉強している感覚はなく、楽しんでやっている」
といったおはがきもいただきました。
このようなみなさまの声を聞くにつけ、肌身で感じていたことではありますが、
「やはり立体図形は、中学受験でよく出題されているのに、ここでつまずいてしまう子はまだまだたくさんいる」との認識を新たにしました。
立体図形の感覚は、継続して取り組ませることで身につくものです。
そこで、みなさまからの続編へのご要望に応える意味も込めて、前版をヴァージョンアップさせた本書をつくりました。
本書は、「前版の復習問題」(天才編まで)+「新作の面・線対称の問題」(神童編)という構成になっています。
そのため、前版を解いたお子さんも、前回同様、楽しみながら取り組むことができ、さらに高度な問題にも無理なくチャレンジできることと思います
(今回、はじめて本書を手に取られた方は、ウォーミングアップのためにも、若干易しい前版を先に解かせることをお勧めします)。
『天才ドリル 立体図形が得意になる点描写』に機嫌よく取り組めたので、続けてこちらの「神童レベル」もやってみました。
やることは単純で、左のページにある図形を右に移すだけです。ただ、図形が五角錐などになってくるので、難しいです。息子も一生懸命数えながら写していました。また、最後には図形を使った文章題がついていますが、難しすぎてできませんでした。
少しでも図形の認知力が上がっていることを期待しています。 (さみはさみさん 40代・ママ 男の子8歳、男の子4歳)
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