「点描写」とは、基本的には、格子状の点と点を結んで、手本と同じように図を描くことです。 点と点を結ぶ作業は運筆の練習になるほか、図の位置や形を一時的に記憶することで、短期記憶の訓練にもなります。 また、集中して取り組むことで、単純な計算ミスや書き写しのミスを減らせる効果もあります。
本書は、「平面図形」の点描写を通じて、図形のセンスを磨くためのものです。
平面図形というと、小学生がつまずきやすいポイントとして、 ・ 複雑な形の面積 ・ 角度 ・ 線対称・点対称 があげられます。
このうち「線対称・点対称」は、図形問題全体に対する基礎力を養うのに格好の題材です。 線対称は、鏡やガラスなど、身近なものを使えば、比較的簡単にイメージすることができますが、 点描写することによって、左右が対称であるという線対称の意味と感覚を身につけることができます。 また、特に訓練をしない限り、図形を正確に描くことは難しいものです。 そのため本書は、線対称の図形を繰り返し描くことで、細かな違いに目をやることができるようになり、 正確な図形が描けるようになることを目的としてつくりました。 もちろん、難しい線対称の感覚も十分に養えます。
【『天才ドリル』7つの特徴】
1 (株)認知工学の教室エム・アクセスで効果は実証済みの教材です。 2 算数の基礎となる図形の感覚が身につきます。 3 図形の応用力がバランスよく鍛えられます。 4 自ら試行錯誤して答えを探す力を養います。 5 易しい問題から難しい問題へ挑戦することで、自然に力がつきます。 6 小学校低学年から中学受験直前の生徒まで、楽しみながら取り組めます。 7 日常で問題が起こったときも、自分でなんとかしようと考える習慣がつきます。
出版社からのコメント <著者コメント>2008年2月に『考える力を育てる 天才ドリル 立体図形が得意になる点描写』、11月に続編の『神童レベル』を出しました。 おかげさまで、この5年間、好調に売れ続けているようで、 「小学生の子どもが、パズルを解く感覚で楽しくやっています」 「テストの立体図形の問題で間違えなくなりました」 といううれしい声を聞く機会も増えました。 それと同時に、「平面図形を題材にした続編は出ないのですか?」というお問い合わせをいただくようになりました。 本書がみなさまのご要望に応えるものとなっていれば幸いです。
立体図形をイメージできるようにするためにも、平面図形で図形に対するハードルを下げておくと図形への苦手意識が付きにくくなると思います。
難しい問題には実際に鏡を置いて正解を頭にイメージしてから、再度鏡なしで挑戦するなどすると、難しい問題にも意欲的に取り組むことができました。 (ぼんぬさん 40代・ママ 女の子6歳、女の子2歳)
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