学校一のきれわれ者といわれる伊地知一秋(いじちかずあき)、10歳。運動会の10月7日に誕生日を迎える彼に隠された家族のひみつ−−。5人の友情を描くシリーズ3作目。 [思春期手前。おれは、ひとりで生きる。] ときどき本気で思う。――学校なんかなくなれ―― うっとうしいやつらは、ぜんぶ消えろって。 誕生日も、運動会も、授業参観も、どうでもいい――。 おれには、いっさい関係(かんけい)ねえ。 11歳をむかえる5人の友情、成長を描いた「11歳のバースデー」シリーズ。巻を追うごとに、5人の人間関係がドラマチックに見えてくる。魔法の美少女戦士リップちゃんに憧れる春山ましろ、美人で頭もいいけれど孤独をかかえた夏木アンナ、学校一の問題児・伊地知一秋、家庭の事情で人と距離を置く冬馬晶、不器用で勉強は苦手だけれどやさしい四季和也。思春期手前の5人が迎える11歳の誕生日は……?
「11歳のバースデーシリーズ」、小学校4・5年生のお子さんの読書にぴったりに思います。
こちら三人目は、ちょっとヤンチャで反抗的な男の子にも共感できる部分があるのではないでしょうか。
5人のそれぞれの成長ストーリー。
多感な年齢に差しかかってきた11歳、色々な想いがありますよね。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子10歳)
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