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『トム・ソーヤーの冒険』『ハックルベリー・フィンの冒険』などの作品で知られ「最初の真のアメリカ人作家」とも称されるマーク・トウェインの短編集。表題の「百万ポンド紙幣」ほかユーモアに満ちた色褪せることがない七編。
マーク・トウェインのショートストーリー集です。
題名とヨシタケシンスケさんの挿絵が気になって読みました。
絵のせいか、とてもおしゃれな感じの本です。
トウェインのお話と言えば、トムソーヤとハックルベリーフィン、
小さい頃から親しんできましたが、どちらもミシシッピーが舞台と言うかテーマというか、、ペンネームもそこから来ているのですね。
最初のお話は、今は、有名だけれど当時は貧しかった画家たちが
赤貧生活の中で考えたユーモラスな賭けのおはなしです。
これは小気味のよいきれいな短編です。
真に迫った雰囲気のお話もありますが、全体的にさらっと明るい感じがします。
表題の作品は、ラストにあり、裕福な老紳士の賭けにつき合わされてしまった主人公が、知恵で切り抜けて、幸運を手に入れます。
楽しく読める小品集でした。
他の作家さんの短編も読もうかなと思っています。 (capellaさん 60代・じいじ・ばあば )
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