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いま月は、人類が太陽系へフロンティアをひろげるための宇宙港として、注目を集めはじめています。そんな「熱い」月を大解剖。近年の月探査によってわかって来た、最新の月科学を紹介し、人類と月の新しい関わり方をしめします。子どもたちの宇宙開発未来図を月へ、太陽系へと広げ、将来の宇宙への関心を大きく伸ばします。

著者の佐伯和仁さんが是非に!と、お願いした本書の挿絵を担当された大町俊介さんの絵は、とても内容に合っていていて魅力的なので、読んだ子どもたちの想像する宇宙の世界が広がりそうだなと、思いました。
本書は、日本の月探査機「かぐや」のプロジェクトチームの一人である研究員の方が書いています。
小学生くらいのお子さんたちにもわかるように各章を短く切り分け、子どもたちでも作ってやれる実験なども紹介してくれていました。
わたしは科学的なことや工作が苦手なので、この実験を作ってやってみようとは思いませんでしたが、著者の宇宙や月への熱い思いは感じることが出来ました。
一番面白かったのは、最後の「月で人が暮らすために」の章です。
今現在の状態で、たった1リットルの水を月まで運ぶのに1億もかかるとは!ビックリです。
いつか、人類は月や宇宙で生活できるようになるんでしょうか。
興味のあるお子さんはぜひ手に取ってみてください。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子22歳、女の子17歳)
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