主人公は小学校5年生の女の子・森原めい。バレエが大好きで、有村バレエスクールで6歳から一生懸命レッスンに励んでいる。同じスクールの同級生は梨央と南。梨央は、めいよりも早くからバレエを習っていて、少し先を行く存在。ある日、ニューヨークから帰国子女の杏樹が転入してきた。 杏樹はかわいくて、プロポーションは抜群、おまけにバレエがとっても上手! 明るい性格もあいまって、あっという間に人気者に。梨央は杏樹にライバル意識を持つが、めいはむしろ杏樹にあこがれる。 ある日有村先生から重大発表が。次の発表会はクリスマス公演として「くるみ割り人形」をやる、希望者の多い役はオーディションで決めるというから、みんな大騒ぎに。 めいは迷った挙句、主役のクララに挑戦することに。しかし、めいにはひとつの悩みがあった。そして――事態は思わぬ方向に展開していく。 登場人物は、このほかに、みんなのあこがれの上級生・さやか、バレエ教室唯一の男子で王子様的存在の透、めいの学校の友人・佳菜子、詩織、陽翔(はると)、めいの両親と妹のジュン。物語は、「くるみ割り人形」の発表会公演に向けた少女たちの努力と葛藤を軸に進んでいきます。
6歳からバレエを習いつづけるバレエ大好きな少女、めい。
バレエ教室の発表会にて、主役であるクララのオーディションに挑戦することに。
この姿勢は好感が持てます。
バレエの専門用語がけっこう多いですが、まあそこは知らなければ知らないでさらっと読んでいいと思います。
ヒーロー(?)の男の子のキャラがちょっと意外でした。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子6歳、女の子4歳)
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