ハムスターの脳を研究している博士にフレディが狙われた。次第にせまりくる博士の魔の手。そしてとうとう…。かしこいハムスター・フレディ危機一髪! 大人気シリーズの記念すべき第一巻。
バザーで、まだ綺麗なこの本を見つけ、ちょうど子供の学校の読書タイム用に買ってきました。とにかく、面倒くさがり屋のうちの息子は、なかなか本には飛びつきません。なので、いつものように、最初の部分だけ私が一緒に読むという作戦に出たところ..... 私がはまりました!
1匹の向上心、そして向学心溢れるゴールデンハムスターがペットショップから買われて、そして、なんと文字を習得するまでが書かれている話です。話は、結末に向かって、加速するかのようにどんどん楽しくなっていき、続きが必ず読みたくなる素敵な話でした。
この話の中で、ちょっと、はっとさせられたのは、ゴールデンハムスターのフレディが、初めて文字”というものを知った時に、「紙に違う線をひとつずつ書いていって、続けて読むと、何かを表す言葉になる」と気付いた場面です。。もう年を取りすぎてしまった私には、初めて文字が読めた時の感動やら、書けるようになった時の喜びなんて覚えていませんが、きっと、今も、世界のどこかで学校に行けない子達が、初めて文字を学ぶ時に、こんな喜びを感じるのかと思いを馳せると、チャンス到来を願ってやみません。
ちょっと難しい漢字も出てくるので、完全に児童文学の域ですが、私の中では、『エルマーの冒険『より、ずっとずっと面白かったです。是非、読んでみてください。きっと2巻も読みたくなりますよ! (汐見台3丁目さん 40代・ママ )
|