重度の障害を負って生まれた幼い孫娘のクシュラのために選び、何百回も読み聞かせた詩集。
「毛むくじゃらの犬」
ぼくのいぬは、けむくじゃら
もう何年も 顔を見てない・・・
「木ぎ」
木ほど 心やさしいものはない。
だれにも害をあたえず だだのびるだけ・・・
「いつまでも」
きょう みつけた 一羽の ちょうちょ
この春 はじめて 生まれた子・・・・・
こんなものたちは いつまでも きれい
世界中の 戦争が おわったあとで
思わずクスッと笑ってしまいそうになる詩や、ジ〜ンと心に浸透してくる様な詩など、ユーモア・愛・自然・平和とテーマはさまざまです。
どれもリズムが良くて、読みやすく、覚えやすい詩ばかりなので、子ども達にも、なじみやすいようです。
挿絵が柔らかで、表情豊かな事も魅力になっています。
ことばを大切にし、心を育てる―その手助けになる一冊です。 (MAYUMIさん 40代・ママ 女の子22歳、女の子20歳、女の子18歳)
|