野間児童文芸賞受賞作『うたうとは小さないのちひろいあげ』から始まった短歌小説3部作の完結編。 主人公の白石桃子は3年生になり、うた部(短歌部)の部長になります。 パティシエになりたいという将来の夢を胸に日々を送りながら、それを許さない家庭の事情を知る桃子。一方では部長としての重責もあり、自分を励ます日記を綴りながら、部長の役目を果たそうとしますが・・・。 ずっと一緒だった友だちとも、まもなく別の道を歩むことになる時期。でも、一緒に過ごした日々がなんと貴重なことなのか、そして、自分の未来を輝かせるために今大事なことは何なのか。3部作ではありますが、この1冊だけでも読み応えたっぷりの青春小説です。
うた部部長桃子を主人公としたお話。
短歌っておもしろいなと思えた作品でよかったです。
タイトルにも作品中の短歌でも使われている「青春は燃えるゴミではありません」ってフレーズ好きです。
進路に迷ったり、友達とぶつかったり、いろいろと青春だと感じさせてくれました。
(みちんさんさん 30代・ママ 女の子6歳、女の子4歳、女の子0歳)
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