まっすぐな力を持つてつしと、こわがりだけれど、優しいリョーチン、冷静で知恵者の椎名の三人が、地獄堂のおやじと出会い、不思議な世界のとびらを開く力を手にします。
この世に恨み、心を残した霊を救うべく、そして、この世に生きる人間も救うべく、三人がそれぞれの力を尽くして戦います。
「科学も信じてるけど、幽霊も信じている。」 こういうセリフをサラッと言えるような大人になってほしい−−そんな著者のメッセージがびんびんに伝わってくる大迫力の1冊。
産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞作「地獄堂霊界通信」シリーズ。香月日輪のデビュー作がようやく児童文庫で読めることになり、話題のシリーズ第二弾です。
人の妄念を感じました。
悲しみ、金への執着、恋心…この世ならざるものとなっても思いは残るってこわいですね。
でも、三悪人に出会えた彼らは幸せなのではと思ってしまいます。
三悪人は霊関係の勉強を自分から真面目にしたり、がんばっているし、レベルアップもしているなと感じました。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子6歳、女の子4歳、女の子0歳)
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