勉強って、つまんない。 でも、やらなくちゃ…… だけどやりたくない…… いや、やろう! ……もうちょっとだけ、遊んでから。
「勉強しなさい!」 「あー! 今やろうと思ってたのに!」
今日もどこかで、そんな声が聞こえます。
どうして勉強しなくちゃいけないんだろう? これって、ほんとうに将来の役に立つの? 一度は抱くそんな疑問に、ふしぎな宇宙人がズバリと解答!? マンガで描く、超実践的勉強論!!
齋藤孝の「負けない!」シリーズ第1弾。 むずかしい問題にぶつかったとき、自分の頭で考え、のりこえる力をつけてもらうための「負けない!」シリーズ。 最初のテーマは「勉強」です。
著者は、独自の教育論を展開する教育学者で、『声に出して読みたい日本語』(草思社)でも知られる齋藤孝さん。
問題集の選び方や、授業におけるノートの取り方などの実践的なノウハウはもちろん——
やってもいないうちから、自分で自分をほめちゃおう! 勉強部屋を飛び出して、トイレやお風呂で勉強しよう! 今から2時間勉強する? いや、今日は5分しかやっちゃダメ! などなど……
聞いてビックリ、読んでナットクの勉強論がもりだくさんです。
また、本書では「国語の勉強が一番大事」とも語られています。 言葉をうまく使えるかどうかというのは、国語だけでなく、考えることすべてにかかわってくるもの。 算数においても同じ。数字や記号によって記述される算数も、その理解には国語力がおおきな助けになる、といいます。
「算数の式というのは、言葉をいちばんかんたんにしたものなんだ!」 うーん、なるほど。 でも、国語ってどうやって勉強したらいいの?
もちろん、その方法も本書ではくわしく語られています。
勉強なんてつまらない。 勉強なんて役に立たない。 そんな言葉に、本書は答えます。
「今は勉強をやらされているような感じがして、そんなふうに思うのかもしれないけど、大人になったら、勉強したいことがいっぱいあることに気づくと思うよ!」
そう、好奇心を持ってのぞめば、この世はおもしろいことだらけなんだ! 本作は、力強くそのメッセージを発信しつづけています。
自分でも、勉強がたのしいって思えるようになるかもしれない。 そう信じさせてくれるおすすめの一冊!
(堀井拓馬 小説家)
「齋藤孝の『負けない!』シリーズ」創刊! 子どもたちの悩みや問題を解決するための方法を、マンガを通して楽しく解説します。 壁にぶつかった時、「負けない!」という心で、自分の頭でモノを考え、目の前の問題を解決していける大人になるための一助となるシリーズです。
【内容】 <第1章 どうすればやる気になるんだろう?>やる気キーワードは「感動」と「習熟」/まずは「5分」から始めよう! 他 <第2章 勉強に必要な心構えってナニ?>友だちと勉強するといいことがある!?/何度もくり返せば道は開ける! 他 <第3章 学習方法を工夫してみよう!>時間を区切って集中しよう!/国語はすべてに通じる大事な教科 他 <第4章 どうして勉強しなきゃいけないの?>動物や虫たちはいいなあ/変化する社会をいきぬく人になるために 他
福沢諭吉の思想や新美南吉の物語にも触れ、そこから学びのポイントへ導きます。「勉強」に悩める親子にむけた必読書!
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