こけしっていつもは茶だんすの上なんかにいて、ちんまりおすまししているけど、 本当はどこかにお出かけしているのかもしれないね。
この本のこけしもね、どうやらお出かけしたみたい。 どこ? どこ?
ページをめくると、どこかにこけしがいるんだけれど、 え?そんなとこ!? 水族館とかロックコンサートとか、なかなか面白いところにいます。
作者の山田マチさんと絵を担当された花山かずみさんと 自慢のマイこけしを持ち寄って打ち合わせをされたそう。 だからこんなに楽しいアイディアが生まれたのでしょうね。
見つける楽しさと、そのシチュエーションの面白さが、この絵本の魅力です。 動物や遊園地など子どもの好きなものもたくさん描き込まれていて、 どのページを開いても楽しい世界が待っています。
未就園児からおうちの人も一緒に楽しめる絵本です。
(山田裕子 小学校司書)
あれ? こけしがいない。どこいっちゃったんだろう??? ある日、茶箪笥の上に飾ってあったこけしが忽然といなくなり……。 そこから始まる、怒濤のこけし探しの旅! ある時はたいこのバチに、またある時は、ボーリングのピン、ロックスターのマイク、お地蔵さん……。 こけしを探す楽しみと、予想外のものに見立てたおもしろさ。 ところどころに登場するパンダや変なおじさん、そしてまさかのこぐまちゃん?!の隠れキャラ探しも楽しい。 くすっと笑えて何度も見返したくなる、新感覚の絵探し絵本です。
茶箪笥に飾ってあるこけしが、ある日どこかへいってしまい探すお話です。
こけしに似た物から予想外の物の見立てもあって面白いです。決してかわいいとは言えないこけしですが、居なくなってしまったことによって愛おしささえ感じてしまいます(笑)
発見された時は、こけしに限らず”日常あるある”で面白かったです。 (さくら嵐♪さん 30代・せんせい )
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