子どもにお金の大切さをどう伝えるか、むずかしいですよね。「大切にしなさい」と言っても、「無駄づかいしないようにね」と言っても、子どもにとっては漠然としていてピンとこないのではないでしょうか。 でも、絵本に登場するキャラクターが、「おかねってなんだろう?」と考えていたら、きっと、キャラクターと同じ目線で、お金について考えることができるかもしれません。
おばけのばけばけくんは、おかあさんから初めてのおこづかいをもらいました。出かけた商店街で最初に入ったのはおかしやさん。さっそくチョコを買おうと財布をあけたら、 「それ、いちばん ほしいかね〜?」 なんと、おさいふのかみさまが出てきました! おもちゃやさん、うちわやさんと、行く先々で何かを買おうとすると、「それ、いちばん ほしいかね〜?」。
でも、何度も何度もかみさまに聞かれるうちに、一番ほしいものがわからなくなって、「もう、めんどくさーい!」 すると、おさいふのかみさまは、ばけばけくんのお財布と一緒に、どこかに飛んで行ってしまいました。 おさいふのかみさまと、ばけばけくんのおこづかいはどこへ行ってしまったのでしょう? よ〜く考えて、よ〜く選んだばけばけくんは、おこづかいで何を買うのかな?
(絵本ナビ編集部)
おこづかいの100円をもらい、どろりん商店街に買い物にでかけたばけばけ、欲しいものを買おうとするのですが…。 巻末には親子で学べる解説ページがついたお金のことについて学べる絵本。
おさいふのかみさまを読んで、とても感動しました。私は以前、相続で、ある銀行のファイナンシャルプランナーにお世話になったのです。才色兼備の素晴らしい若い女性でした。だからお金に関してはひじょうに関心かありますが、これは大人でも楽しめるお金についての本だと思います。何度も読みたくなる本です。 (水口栄一さん 60代・その他の方 )
|