キリシタン大名として知られる大友宗麟は、豊後・肥後・筑後を治める名門守護大名の家に生まれました。現状に甘んじない宗麟は、九州統一の野望を胸にさらに他国を攻め、ついには豊前・筑前・筑後を加えた北九州六か国(現在の福岡県・佐賀県・長崎県・大分県・熊本県)を支配する大大名となります。そんな宗麟がフランシスコ・ザビエルと出会い、次第に彼が日本に伝えたキリスト教に救いを求めるようになり、九州にキリシタン王国をつくろうと夢見るようになったことから、運命の歯車は狂っていくのですが──。 実力派漫画家・かわのいちろうが、学習まんがとして歴史的事実を踏まえながら、母との別れ、父との軋轢、名門跡取りの重圧、キリスト教にひかれていく心…を熱いドラマとして描きます。宗麟に忠節を誓って戦う、立花道雪・高橋紹運・立花宗茂ら名武将たちの活躍も見どころです。 表紙の背景に描かれているのは、日本で最初の大砲と言われる「フランキ砲」。この大砲をいち早く取り入れ、城を守るため使ったのが、外ならぬ宗麟です。
日本史で必ず登場する戦国武将の一人で、その中では異色のキリシタン大名として有名な人ですね。
武将らしく雄々しい感じで描かれていますが、徐々にキリスト教に傾倒している感じも描かれており、この時代の人達のキリスト教とのかかわり方も少し見えてくるように思います。 (hime59153さん 50代・ママ 男の子12歳)
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