2220年、全宇宙から選手が集まる宇宙オリンピックが、ついに地球で開催されることに。 舞台は、太陽系の惑星すべて。 月面での開会式、小惑星の三段跳び、地球1周マラソン、 無重力アーティスティックスイミング、土星の輪のリレー… 体格も姿もさまざまな宇宙人たちのダイナミックなたたかい。もちろん、地球人も奮闘! 地球こども新聞社のこども記者3人組が、太陽系各地から実況中継します。 はたして、どんなドラマがうまれるのでしょう。 東京オリンピックの前に読みたい、スケール桁外れの空想オリンピック絵本!
オリンピックを前にして作成された絵本なのでしょうか?
たまたま、別の絵本の原画展(2021年夏に東京都町田市の町田市民文学館ことばらんどで開催されたもの)を見に行った時に、この本の原画も壁に貼ってあり、じっくりと見させてもらいました。
正直言って、自分では決して手に取ることがないような本でしたが、いやいや、とてもよい出会いでした。
コロナ禍の中、東京ではオリンピックもパラリンピックも開催されましたが、こちらは、設定自体が宇宙と、なんとまぁ、と〜っても大規模なオリンピックで、そのスケールのでかさに、まず一発やられた感じでした。各惑星からの代表団とか、もうひたすらごちゃごちゃ細々描かれていて、見てるだけで面白いし、文章もナンセンス的な要素を含みながら、きちっとオリンピックで行われる競技の説明をしているところなどがよく、感動しました。
面白味が分かるのは小学生以上かもしれません。でも、作者の渾身の作かと思われます。お勧めです。 (汐見台3丁目さん 50代・ママ 男の子16歳)
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