2015年4月にNHK「みんなのうた」で放送された楽曲『つもりヤモリ』を絵本化。つもりやもり≠フ「パピ」は、お母さんからつもりやもりのお仕事、人にくっついて「〜したつもり」にさせてしまう黒い蛾をやっつけて、町のみんなの幸せを守ることを教わって、やる気まんまん。初めて町にやって来たパピは、町の様子や人の多さにびっくりするも、真っ黒な蛾がたくさんとりつかれた少年・トムを見つけます。パピは勇気を出して、トムにとりつく蛾を退治しようとするのですが……。「やっているつもり」「言ったつもり」…ついつい口にしてしまう言葉ですが、つもり≠ニ言う以上、実際にはやってはいないこと。日本中の「つもり」をなくして、絵本を読んでくける子供たちが「ごまかすこと」や「言い訳をすることは良くないこと」を感じてくれたら…。そんな願いが込められた一冊です。
働いているつもり、頑張っているつもり
いたずらな真っ黒な蛾にとりつかれると、そうなってしまう
その蛾を食べてみんなを幸せにするのが、つもりやもりのお仕事です。
この設定が、もうおもしろいですね。
純粋にパパに憧れるおとこのこの気持ちもかわいい。
楽しかったです。 (みっとーさん 30代・ママ 男の子9歳、女の子7歳)
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