大人が作った問題ではなく、子どもたちが作った問題を使用しました。 「子どもたちが作った」というのがとても重要です! ・同じ学年の子が作った問題だから、本気になれて、諦めない力が育める。 ・子どもだからこその「いい視点」の問題だからこそ、夢中になり、集中できる。 ・自分もやってみよう!と意欲を持って取り組みやすい。 これまでにない実際に取り組む子どもたち目線の問題集が出来上がりました! さらに、60種類以上の問題が入っているからこそ、これ1冊で図形センスと論理力、言葉の力が身につきます。 子どもたちが楽しみながら、あそびとして問題づくりを始めるきっかけになればうれしいです。
〜子どもだから作れたいい視点の問題集〜
本書は、子どもたちが作った問題を集めました。
試行錯誤・発見・平面図形・論理・国語/漢字 5つの分野を収録!
AI時代は、問題を解く力より問題を作る力が必要です!
ただ、いきなり問題を作れと言われても手が止まってしまいます。
自分と同じ子どもたちが作った問題をまずは楽しく解くところから。
さらに、真似して作ってみることで、思考力を伸ばしていきます。
理解の度合いには階層があります。
理解度1・・・聞いてフムフムとわかる
理解度2・・・自分で解ける
理解度3・・・自分でスラスラ解ける
理解度4・・・人に教えられる
理解度5・・・複数の人前で教えられる、問題が作れる
「本当にわかっている」と言えるのは、4の段階からです。
どんなパズルでも問題でも、「自分で作る」醍醐味を知ると、作成者側の大変さやおもしろさを知り、「作問のねらいに対するアンテナ」が発達します。「意図を汲む」力が作問をすることで育まれていきます。
楽しく、主体的に頭を動かすことができる問題作りをあそびとして挑戦してみてください!
◎ 主な内容 本書は、佐賀県や長野県の公立小学校に通う小学生が作った問題を80問集めました。 問題の種類はなんと60種類以上!
章立てとしては、 1 試行錯誤の章 〜主に手を動かして考える、めいろなどの問題を扱っています〜
2 発見の章 〜ひらめく力を育てる、間違い探しなどの問題を扱っています〜
3 平面図形の章 〜見えない線を見えるようにする、パズルや補助線の問題を扱っています〜
4 論理の章 〜筋の通った思考ができる力を育てる、条件整理問題を扱っています〜
5 国語・漢字の章 〜楽しみながら言葉を獲得する力を育てる、言葉パズルなどの問題を扱っています〜
---【監修】高濱先生のことばより---
「意欲を育む!」「理解度を深める!」手作り問題
◆ 子どもたちの「手作り問題」のはじまり 花まる学習会が、公立小学校と一緒に取り組みを行なうようになり12年以上がたちます。最初は子どもたちに“なぞぺー”という花まる学習会のオリジナル教材を解いてもらっていました。慣れてきたころから、そのなぞぺーを参考にして、“子どもたちが作った問題”をプリントにして、お互いに解く取り組みを始めました。すると、こちらが、予想していた以上に子どもたちの問題に対する意欲がどんどん伸び始めました。どんな問題でも、最初に大切になってくるのは「やってみたい!」「これ、面白そう!」と思う意欲です。それは、中学、高校、と学年があがり、高度な問題に取り組むようになっても絶対に必要なものです。いつか、「子どもたちの作った問題集」を作ることができれば、市販の問題集とは一味違った魅力的なものができるだろう、とずっと思っていました。
◆ 各問題について この本は、「試行錯誤の章」「発見の章」「平面図形の章」「論理の章」「国語・漢字の章」で構成されています。どの章にも共通しているのが、まず、子どもたちの遊び心溢れる視点で、素材が選ばれていること。子どもが作った問題だからこそ、解く側の子どもたちも自然と夢中になることができます。また同じ学年の子が作ったというのは、子どもたちのライバル心に火をつけます。「よーし、自分だって!」と思ってもらえれば嬉しいです。「試行錯誤」「発見」「平面図形」「論理」「国語漢字」それぞれ、その分野の問題を解く経験を積み重ねていくことは、将来、「メシが食える力」にもつながっていくことでしょう。
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