「近代仏教」研究の重要資料である雑誌メディアに注目するシリーズの第2巻!
メディアからみる近代の「女性と仏教」――。 仏教婦人会草創期にあたる19世紀後半に刊行された仏教婦人雑誌の解説論文と総目次、さらに、今日では入手困難となった資料の復刻3点を特別収録。
周辺化され、焦点の当てられることも少なかった「近代仏教と女性」の問題に迫り、当該分野の研究に足がかりを与える1冊。
********************** 本書では近代の仏教婦人会の草創期にあたる一八八〇年代から九〇年代に注目し、仏教婦人雑誌を手がかりとして、「婦人」信者の組織化はどのように始まり、そこにはいかなる意味があったのか。また、当時の仏教者たちは女性をどのような存在として捉え、どのように伝道教化を行っていたのかを明らかにすることで、近代の「女性と仏教」研究の進展を目指したいと考える。(「はじめに」より) **********************
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