<内容紹介> 湯島天神坂にある隠れ宿・如月庵。絶品料理に舌鼓を打って風呂に入れば、旅の疲れも浮世の憂さもきれいに消えると噂だ。 ある日、非凡な記憶力で如月庵を支えてきた下足番の樅助が、客の名前を思い出せなくなってしまい――。 温かくて元気が出るお江戸人情シリーズ第3弾!
<プロフィール> 中島久枝 東京生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業。フードライターとして活躍中。『日乃出が走る』で第3回ポプラ社小説新人賞の特別賞を受賞しデビュー。著作に「日本橋牡丹堂 菓子ばなし」「一膳めし屋丸九」シリーズなどがあり、両シリーズで第一回日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろしシリーズ賞を受賞。
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