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食事の基本は、イネ科の穀物テフからつくるクレープのようなインジェラと、スパイスが香る炒め煮ワットの組み合わせ。素焼きの調理道具、来客をもてなすコーヒーセレモニー、自家製のお酒など伝統的な食事と暮らし。
多くの民族があり、歴史も古いエチオピアの庶民の食事を紹介する絵本。主食はテフというイネ科の穀物を材料にした薄いパン、野菜のおかずやワットという名前の煮込み料理など。エチオピア以外では栽培されていない作物もいろいろあるようで、興味深い。
珈琲やシェバの女王などで有名なエチオピア。珈琲と聖書が大好きなのでぜひこの国を訪れたいと思っている。
稀にエチオピア料理の店や、イベント等で見かけることがあるが、めったに体験できない料理なのでわくわくしながらページをめくった。
食事だけでなく、アフリカで一度も植民地化されていない歴史の古い国だとか、珈琲セレモニーのやり方とか、台所が母屋と別棟になっているとか…文化水準が高く、礼儀正しい雰囲気がわかる。
いくつかのお料理の作り方が乗っているが、肝心の主食インジェラは、材料が手に入りにくい。生地を発酵させるので、代用レシピでは本来の味に近い「酸っぱくないもの」ができると思う。
ぜひ本物を食べてみたい。 (渡”邉恵’里’さん 40代・その他の方 )
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