
刊行趣旨)児玉誉士夫、瀬島龍三、白洲次郎、五島慶太、土光敏夫……。日本史の教科書にはほとんど出てこないが、隠然たる力で日本を動かした男たちがいた。海外諜報機関のスパイ説や、暴力とカネの匂いをまとった彼らに、政財界の大物がひれ伏した。昭和という時代は、清濁併せのむ怪物が生きられた最後の時代だった。豊富な写真と証言で14人の怪物たちの人と仕事に迫る。
内容) 特別対談1 保阪正康×田ア史郎 フィクサーたちの昭和史 日本の黒幕 児玉誉士夫とは何者だったのか 石原莞爾はなぜ、いまだ人気があるのか 五島慶太 別名「強盗ケイタ」渋谷と東急を作った王 白洲次郎の正体 昭和史の黒子 正力松太郎 原子力とジャイアンツ 吉田茂 日本の戦後を作った男 山口組三代目・田岡一雄と芸能界 岸信介 妖怪と呼ばれた男 特別対談 保阪正康×半藤一利「開戦2日前、東條英機はなぜ寝室で号泣したのか」 瀬島龍三 大本営作戦参謀はロシアのスパイだったのか 1974〜1989 角影政権の時代 ロッキード事件が残したもの フィクサーと角栄とピーナッツ 三島由紀夫は、なぜ死なねばならなかったのか メザシの土光さん 土光敏夫という生き方 情と理 後藤田正晴という男がいた頃
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