「親にされたようなことを、自分の子どもにはしたくない」 と感じている大人たちへ―― 《豊富なカウンセリング経験から導き出された「愛情よりも安心感」の子育て論》
摂食障害、うつ病、子どものゲーム依存やネット依存、夫のDV、息子の不登校…… カウンセラーとして、長年、家族に起きているさまざまな問題に対処してきた著者だからこそ見えた、 「子育てでやってはいけないこと」とは?
【ウェブメディア「現代ビジネス」の大好評連載を書籍化!】 「叱り方、ほめ方」「お金の与え方」といった子どもへの接し方はもちろん、 夫婦関係や祖母との関係、ママ友との関係まで、子育てをめぐるさまざまな人間関係を取り上げながら 子どもに対してやってはいけないことを解説。 「子どもを伸ばすほめ方とダメにするほめ方はどこが違う?」 「子どもにお願いする親はなぜ問題?」 「子どもの前で夫婦喧嘩をすると何が起こる?」 といった具体例を示すことで、子育てで起こる問題と対処方法がわかります。
多くの人たちが、そのまた親たちから受けた育児態度やしつけ、 もっと具体的に言うなら虐待に近い経験を、子どもに対して繰り返したくないと考えています。 幅広い年齢の人たちの語る生育歴、社会的に活躍しているにもかかわらず 毎晩悪夢にうなされている人たちの幼いころの記憶などから逆算していくと、 「これだけは子どもに対してやってはいけない」行為が浮かび上がります。 そして親の立場からはなかなか見えづらい、子どもは何が苦しいか、 何がつらいかということがらも見えてきます。 ―――「プロローグ」より
【本書の内容】 プロローグ 家族の問題を防ぐための「逆算の子育て」
第1章 「叱り方」「ほめ方」が子どもに与える影響 子どもへの脅し文句が「いい子」をつくり出す 子どもを伸ばす「ほめ方」、ダメにする「ほめ方」 子どもに「命令」できない親 ほか
第2章 子どもは大人の人間関係を見て育つ 母子密着のリスク 夫婦喧嘩を見て子どもが知ること 面前DVという「新しい虐待」 ママ友との「闘い」と子どもの心 孫に執着する「ばあば」から逃れるために ほか
第3章 親が子どもに与えられるもの 子どもを生き生きさせるために 「男の子らしさ」「女の子らしさ」の押しつけ 誕生日プレゼントを子どもに選ばせる? 子どもの成長に影響するのは「愛情」よりも「安心感」
おわりに 〜たぶんこれは「最強」の子育て論だ
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