女声合唱と弦楽四重奏(ヴァイオリンT・U/ヴィオラ/チェロ)による8曲からなる曲集。合唱団るふらんによる委嘱作品。2016年9月16日「合唱団るふらん 2016演奏会 あなたとあたし」にて初演された(指揮:栗山文昭 弦楽四重奏:クァルテット・エクセルシオ=ヴァイオリン:西野ゆか、山田百子/ヴィオラ:吉田有紀子/チェロ:大友肇)。谷川俊太郎が装丁から紙の質感までこだわり、新鮮な発想で生み出した詩集『あたしとあなた』(ナナロク社)から選ばれた8篇の詩に作曲されている。4本の弦のアンサンブルにしなやかな女声合唱のサウンドが絡み合う意欲作。「弦楽を伴う女声合唱という編成は、私自身がワクワクしながら音の森に迷い込みたかったから選んだものである」と信長貴富は言い、彼だからこそ出来るこの編成によって、女声合唱の魅惑の世界が大きく広がった。
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