政権争い、内紛、隠蔽、歴史改ざんを繰り返す 韓国の政治は、まるで韓流ドラマ……
韓流歴史ドラマは「歴史認識論争」と表裏一体。朝鮮半島と日本・シナ・満洲との歴史的関係を紐解けば、確信犯的に過去を美化する韓国人の願望の歴史観、ひいては現在の日韓関係までみえてくる。 気鋭の歴史学者にして韓流時代劇通の著者が、『朱蒙』『大王四神記』『善徳女王』『龍の涙』『チャングム』『イ・サン』『ファン・ジニ』……など、代表的なドラマの内容を語りつつ、史実との違いを徹底検証した一冊!
(※本書は『韓国時代劇と朝鮮史の真実』(四六判2013年8月刊)、同・新書(2014年7月刊に、ドラマ『奇皇后』の章を加筆、大幅に修正した改訂版)
─韓流歴史ドラマはどれもウソだらけ!と知って観れば、もっと面白い!─
【目次】 第一章 古朝鮮から三国ー統一新羅まで ─現代韓国が古代史ドラマに込めた民族の壮大な理想 一『朱蒙』に見る高句麗をめぐる中韓歴史認識論争 二「檀君神話」から生まれた誇大なファンタジー『太王四神記』 三 歴史上の人物を荒唐無稽に描いて成功した『善徳女王』
第二章 高麗から朝鮮王朝へ ─日本、中国、満蒙との関係抜きに語れない歴代王をめぐる愛憎劇 四 実在の貢女「奇皇后」を材料に元史も朝鮮史に組み込む荒技 五 『龍の涙』に描かれる朝鮮王朝の始祖と出自の真相 六 たった1行の史実から想像した大作『宮廷女官チャングムの誓い』 七 華やかすぎる芸妓『ファン・ジニ』と本当の妓生 八 やっかいな国「韓国」の精神性が凝縮されたドラマ『イ・サン』
終章 日本人がウソの歴史に騙されないために
【本書の内容より】 ■漢に滅ぼされたという王国「古朝鮮」は史実に存在しない! ■高麗の貢女が元朝皇帝に漢字の読み書きを教えるという自由すぎる設定! ■李朝の太祖・李成桂は満洲(女真)人だった! ■世宗がつくったというハングルを庶民に普及させたのは福澤諭吉だった! ■血みどろの権力闘争、派閥争い……李氏朝鮮を描いたドラマは現代の韓国社会の縮図 ■韓方医なのに、洞窟で帝王切開するあり得ない医女チャングム! ■実際の妓生の衣装はもっと地味だった!
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