豊かな大自然や、身のまわりで見つかる季節感をうたう詩集。北川冬彦「春」阪田寛夫「夕日がせなかをおしてくる」立原道造「風が・・・」他。
息子が選んだ本ですが、北原白秋・サトウハチロー・谷川俊太郎・まどみちおなど私の好きな詩人の作品が入っていました。「春がうたうと」「朝のしらべ」「光のなかで」と大きく3つのテーマに仕切られて、テーマごとに詩が選ばれています。
子育てをするようになってから詩をよく読むようになりました。それはなぜかというと、絵本だと読むのに5分ほどかかりますが、1ページの詩なら1分もかからずに、詩の世界に入ることができるからです。
良い言葉は良い人生を作る、ということを聞いたことがあります。選ばれている詩にはどれも日本語の美しい響きや日本の情景があります。対象は小学中学年から中学生向けですが、「ちいさい秋みつけた」のように歌える詩も紹介されているので、子どもと一緒に口ずさむことも可能です。
大人にも子どもにも良い言葉は心の栄養になります。大人の方は疲れた時に読むと、明日からの活力源になると思います。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子5歳)
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