みんなが大好き『おおきなかぶ』のおはなし。でも、この絵本はちょっと違います。 ページがさらに広がる観音開きのしかけがあって、開くと『おおきなかぶ』のサイドストーリーが読めるんです。
おじいさんの畑に、大きなかぶができました。 しかけを開くと、その横に広がるのは、おじいさんネズミの畑。そこには、小さなかぶがたくさん! おじいさんと、おじいさんネズミは、自分の畑にできたかぶを抜こうと引っ張ります。
おじいさんは「よっこらしょ」 大きなかぶは、抜けません。 おじいさんネズミは「よいしょ」 小さなかぶは、すぽーんと抜けました。
おじいさんは、おばあさん、孫むすめ、イヌ、ネコと一緒になって、 「よっこらしょ」「よっこらしょ」「よっこらしょ」「よっこらわん」「よっこらにゃー」と引っ張りますが、やっぱりかぶは抜けません。 そうしている間に、ネズミたちは、小さなかぶを全部抜いてしまいました。 かぶを抜き終わったネズミたち、「よし! わしらもてつだおう‼」とおじいさんたちのかぶに合流します。 さて、ネズミたちが加わって、いよいよかぶは抜けるのでしょうか……?
なじみ深い昔話にも、こんな「もしも」のおはなしがあったら……と思うと、しかけをめくるのがどんどん楽しくなってきます。 特におじいさんたちが苦戦している横で、ネズミたちもせっせとかぶを抜いていく様子が軽快で、 「よっこらしょ」「よいしょ」などの掛け声の繰り返しも、一緒に声にだすと、さらに盛り上がりそうです。
しかけを使って昔話を面白く、新しくアレンジした「2WAYおはなし絵本」には、同じく昔話「3匹のこぶた」をモチーフにした『3びきのこぶたと4ひきめのこぶた』もあります。 こちらも、ぜひチェックしてみてください。作者のきしらまゆこさんが、次にどんな昔話をアレンジするのか、続編が待ち遠しいシリーズです。
(絵本ナビ編集部)
なかなかぬけない大きなかぶのおとなりに…、スポンとぬける小さなかぶ?! だれかの呼んでる声に気づいて「ぼく、ちょっといってくる!」と駆けだしたのは…? そのまま読むと「おおきなかぶ」のお話が楽しめて、しかけを開いて読むと「あたらしいお話」が楽しめる、2WAYおはなしブック! 好評『3びきのこぶたと4ひきめのこぶた』につづくシリーズ第2弾です。 「おおきなかぶ」のすぐそばで広がる、ささやかで爽やかなストーリー。 小さな声と小さな力が重なって生まれた、晴れやかな新しいエンディングをお楽しみに!
全ページ、お試し読みで読みました。
誰もが知っている、おおきなかぶのおはなし。
絵が現代的でかわいいタイプなのかな、、と開いてみました。
横にかわいらしいちいさなかぶばたけが!
スポン、スポンと簡単に抜けてゆくちいさいかぶばたけから
目が離せないです。
ねずみさん家族のパワー、助けになりましたね。
面白かったです。 (capellaさん 70代以上・じいじ・ばあば )
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