「よしよし、シャドラック。きょうもきれいだよ。大好きだよ。」ハンナは、シャドラックの首をだきしめて、そのにおいにまみれながら夢中で言う。シャドラックは、サーカスを引退したおじいさん馬。今では、ハンナたちのたいせつなペットだ。が、ある日、シャドラックが足をいためてしまった。ハンナの両親は、子どもたちにはうそをつき、シャドラックをドッグフード工場に売ってしまう。真実を知ったハンナは、愛するシャドラックを救出しようと、ふたりの弟をしたがえて旅に出るが…。愛馬を救出しようと奔走するハンナのいちずな愛に感動。
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